内容説明
誰もができるならば関わりたくない、と思っているであろう、警察。しかし、なんらかの事件や事故に巻き込まれた際、警察と関わらざるを得なくなった時、イメージばかりが先行するだけで実際の警察がどんなものか知らないままでは、うまく警察と意思疎通ができず、結果として損をするのはあなただ。巡査から県警幹部までを経験した、警察の下から上までを知り尽くす著者が教える、警察の使いこなし方。税金を払ってるんだから、上手に使わないともったいない。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白義
23
警察の使い方という題だがそれだけにとどまらず警察の組織体系や内情、歴史まで網羅的に盛り込まれた、内側をよく知る著者による優れた警察入門となっている。内側の苦労や時代による変化もよく伝わり、警察不信の世の中に対ししっかり説明責任を果たして誤解を解こうという高い志を感じるしそれは概ね達成されているように思える。本題の上手な使い方は最終章に簡潔に書いてあり、ストーカーや家庭内暴力の民事不介入も今は基本的になく、いじめにおいても暴行などの事実があれば相談があれば積極的に介入するという。相談は何事も早い方がいいのだ2016/09/05
磁石
15
お巡りさんにはあまりいい印象も出会いも無かったが、ほんの少しだけ敷居を下げてくれた。せっかくあるのだから使わないと損、相談したほうが問題は早く解決する、抱え込んでしまうと拗れるだけ。迷っているのなら相談、どんな些細なことも構わない、どのような問題かを判断するのも丸投げしていい。「問題を抱えていること」を真剣に伝えればいいだけ。ただ、言われてみれば簡単なことだけどどうにも気後れしてしまう。べつに疚しいことは何もしてないのに、あの制服とパトカー見ると竦んでしまう……。フレンドリーになるのも困るけど2016/11/21
宇宙猫
15
★ 警察という組織の紹介本。ただそれだけ。2016/06/06
hk
6
末端の巡査から叩き上げて県警本部長にまで上り詰めた著者による一冊。メディアをつうじて取り沙汰されている腐敗問題などにより、人々は警察に不信感を抱き、警察が身近な存在としてクローズアップされることは少ない。そんな現状を憂いて、警察官と警察機構の身の上と仕組みを解説している。だがどうにも力が入り過ぎている感があり、あれもこれもと詰め込み過ぎていて、文章が散文的で解りにくい。その熱意は推し量れるし大いに評価したい。だが”辞は達するのみ”と言ったもので、伝わらなければ世の中を変えることは覚束ないのではないか。2016/05/16
すべから
4
お巡りさんだけでなく、警察組織の仕組みの分かる解説本。良書だとは思うが、身内ひいきが強い。反省すべきところ、正すべきところも書くべき。どの警察官も善良で親身に相談にのってくれるなんてのは、理想でしかない。2016/11/15
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