カミナリさまは、なぜヘソをねらうのか?

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カミナリさまは、なぜヘソをねらうのか?

  • 著者名:吉野裕子
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • サンマーク出版(2016/05発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784763160706

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内容説明

日本の行事・ならわしに潜む「見えない」法則とは?


日本各地に残る言い伝えや習俗にはれっきとした根拠・理由があった!
古代中国の哲学・宇宙観・科学であった「陰陽五行」の法則を駆使して、その謎を明快に読み解きます。
先人たちの考え方や暮らしの様子がありありと浮かびあがるとともに、その見事な生活の知恵に驚かされます。
知れば必ず人に言いたくなる「うんちく」が満載です。
※本書は2000年に小社より出版された単行本『カミナリさまはなぜヘソをねらうのか』を文庫化したものです。


*目次より

◎ダルマさんは、なぜ赤いのか
◎羽根つきは、なぜ正月にだけやるのか
◎節分に豆をまくのはなぜか
◎なぜ鬼にツノがあり、トラ皮の褌をしめているのか
◎カッパの頭には、なぜ皿があるのか
◎キュウリ巻きを「カッパ巻き」というのはなぜか
◎なぜ「土用の丑の日」にウナギを食べるのか
◎お稲荷さんに、なぜ油揚げを供えるのか
◎桃太郎のサル・キジ・イヌは、何を表しているのか
◎「張り子の虎」の首は、なぜ動くのか
◎のし袋の「のし」とは、何か
◎死者はなぜ「北枕」にするのか
◎墓石に水をかけるのはなぜか
◎幽霊は、なぜ「ヒュードロドロ」と現れるのか etc.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

クナコ

9
初読。迷信として巷間から忘れられた陰陽五行の知恵。大正生まれの民俗学者である著者が、古代中国哲学である陰陽五行の基礎を簡便に教え、現代に残る習俗や昔話の意図を説く。世の万物を五行に当てはめた属性に分け、それぞれの影響を活用したり退けたりといった験担ぎに近い発想は面白かった。一方習俗昔話の解読内容についてはかなり主観性が強く感じられた。これは占い師がタロットカードの絵柄の意味を独自に解釈するのに似ていて、全て鵜呑みにしてはいけない印象。有名な安倍晴明の五芒星を紹介しないのには何か意図があったのだろうか。2023/10/18

hixxxxki

1
鬼の図像の分析とか、おー!ホントだ!と思うけど、後半にいくほど、前言ってたことと矛盾してないか?とか気になる点が多くなってこじつけ感が強くなってく。でもまあかなり面白かった。吉野裕子さんの本読んでいきたい。2016/10/18

shiki

0
ところどころ、それはこじつけでは?と感じるところもあったが、それでも楽しくわかりやすく読むことができた。 既知の事柄が多いものの、より深く学ぶことができたのでまた忘れた頃に再読したい。 難しい学術書でなく、気軽なウンチク本としてオススメ。2018/11/08

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