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内容説明
人は道なしには生きていけない。しかしふだん、その存在を意識することはほとんどない。人の道同様、道にも様々な道がある。廃道、酷道、登山道、階段、海に消える国道などなど。国が定めた「国道」でさえ、目を疑うような末路を辿る道もある。マニアを自認する筆者が日本の道の実態を浮き彫りにする「国道ノンフィクション」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鉄之助
242
タイトルに惹かれて一気読み。「かぶきもの」の向こうを張った「国道者」は確かにいる、と確信した。鉄道オタクほどメジャーでないが、国道オタクの著者がこだわった、トリビア的「国道あるある」や国道の不思議が大集合。青森・竜飛崎の「階段国道」は知っていたが、福島の秘湯にある「登山道」が国道だったり、「イチコク」が国道2号で「ニコク」が43号だったり…、ややこしいが面白い。よく調べ、よく歩いて、よく集めたものだと感心。政治家の利益誘導の側面もしっかりとらえ、「角栄伝説」や「金丸道路」など読みごたえも十分。2020/07/22
あじ
45
【前置き、本書は小説ではありません】18年間に渡り国道ばかりを、32万キロ走行してきた男性の記録です。目白の自宅から地元新潟まで一直線の国道を敷いた田中角栄のこと、囚人を酷使し整備した国道など、政治家の癒着とその土地にまつわる話を交えて紹介しています。これを国道と呼ぶのか?という“酷道”もあるある。一つ言えるのは日本の地形的弱点を「道路」が克服してきたということ(地方の潤い)。その押しの手が現在も効くとは、一概には言えなくなってきましたが…。★3/52017/02/05
おかむら
43
国道エッセイ。正直道路のことなんてまるきり興味ないけど意外にも面白いじゃないの! 政治家絡みの話が特に。吉田茂が激怒した戸塚の踏切とか、金丸信の「信ちゃん道路」とか、河野一郎と小田原厚木道路とか、あとやはり角栄さん。目白の自宅から3回曲がるだけで新潟の実家に着くとかさー。「謎の永田町バイパス」は意味ありげで1番楽しかった。道路いいかも!2016/01/14
Tadashi_N
25
明治の理想と現在の役所仕事の間にできる、隙間物件か?2017/05/20
ふろんた2.0
25
著者の本は、本業じゃなくってこっちばっかり読んでます。面白く読めるんだけど、新書版とあまり変わり映えがないような。田中角栄が善し悪しは別としてここまで影響力を持っていたのか。2016/03/05
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