ハーレクイン 心、とけあうとき【ハーレクイン文庫版】

著者名：ダイアナ・パーマー【著者名】/青山陽子【翻訳者名】

ハーレクイン（2016/05発売）

• ISBN：9784596937285

内容説明

なにかに傷ついたような昏い瞳。傾けたグラス越しの深い声。バーで見かけた男性、ジーンにアリソンは魅了されてしまう。女性関係が派手で、危険な男だともっぱらの噂なのに。アリソンは人一倍奥手で、25歳のいままで男性経験もなかった。だけど、彼に気に入られたくて精いっぱい大人の女を演じたのだ。飲んだこともないお酒を飲んで、遊び慣れたふりをして――。そしてついに結ばれた夜、怯えるアリソンが無垢だと知るや、ジーンは激高し、ベッドで背をむけた。自分は拒まれている。その惨めさと哀しみがアリソンの胸を痛切にさした。
＊本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[akiyuki_1717]

再読です。以前読んだ時は、いつものダイアナさんとは違う感じがしたけれど、やはりヒロインの方がヒーローを求め追いかけるところや、ヒロインが初めてと知るや激昂する辺はいつものダイアナ節でした。ただ、ヒロインが簡単に自分の仕事を忘れ、ヒーローに身を投げたのは今ひとつ賛同できなかったけど…ヒーローも自分の過去から逃れようと、女性を取っ替え引っ替えするのも褒められたもんじゃないし、まして３０歳を超えたいい大人がね。ダイアナさんの描くヒーローは鬼畜なだけじゃなくて、若干幼稚な精神年齢の設定なのが、今一つなんだな。

2016/06/04

[romance_holic]

再販されるというので、久しぶりに再読。うぶで無垢な女性が世慣れた女性を装っていたらヒーローの情熱に流されてしまい・・・。単なる大人の関係のはずが、非常にスキャンダラスで命取りになり二人を窮地に追い込んでしまう結果となる「職業」は、日本人読者にはなじみがなく共感しにくいかも？　パーマー作品のなかでは、ホットさ高め。

2016/04/24