内容説明
年に1度、春の川辺にやってくる緑の髪の女の人。真夜中にだけ開館する秘密の図書館。鬼子母神伝説がささやかれる、ザクロの木のある保育園。父さんが聞かせてくれた昔話はどれも不思議であったかく、そして秘密の匂いがした。小さな奇跡でつながっている家族たち。産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
masa@レビューお休み中
130
家族というものは、その存在自体がミラクルだ。ひとつの小さな団体の中で共同生活をして、互いに影響したりされたりする。それだけではなくて、血のつながりもある。血のつながりは強い。どんなに仲が悪くても、うまく話ができなくても、そのしがらみは取れることなく、いつも、いついつまでも巻きついて取れない。短篇集『ミラクルファミリー』には、9の物語、9の家族が登場する。どの家族もひと癖もふた癖もある、厄介な家族ばかりだ。愛すべき厄介な家族たちが織りなすファンタジーストーリー。2015/04/15
はつばあば
67
昔のお父さんは雷親父と呼ばれるくらい怖かった。怒りはしないが存在自体が怖かったのかも(いつも肩車されていたのに申し訳ないです。)今のお父さんはイクメンと呼ばれ優しいのでしょう。この小説、短編で9つの家族のお話なのですがとてもほんわかとします。こんな親子関係ならイジメする子もいないだろうな。「オレの父ちゃんたぬきだぜ」なんて(^_-)-☆。「ザクロの木の下で」は不妊に悩む人も子供が育てられない人にも福音をもたらす解決策なんだけどなぁ。現実はそうもいくまいが。「父さんのお助け神様」も星の数なんて満天の夜空の如2016/09/20
海猫
63
「ミラクル・ファミリー」というタイトルや表紙イラストから予想したのとかなり違う内容の作品だった。本が薄めなので長編だと思いこんでたら短編集。9編収録。どの話も家族が出てきてお父さんが珍妙な話や行動をしだすというパターンが多い。お父さんの話も最初は地に足がついているようでいつの間にやら現実離れしだして、各編ポワーンとしたオチがつく。なんだか毎度毎度、化かされてるような味わい。独特の浮遊感が漂う。そしてどの家族も幸せそうで心温まる感覚がある。最後の「父さんの宿敵」が特に終わり方が素敵で読後感が程良く締まった。2026/06/17
takaC
63
安心の柏葉ブランド。欲を言えば後10話ぐらい入れて欲しい。2014/02/01
かおりんご
49
小説。お父さんが主人公の、どこか不思議で、心温まるお話が一杯でした。さくっと読めます。2014/10/25




