バベルの末裔

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バベルの末裔

  • 著者名:赤井三尋【著】
  • 価格 ¥764(本体¥695)
  • 講談社(2016/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062770651

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内容説明

人間の意識はどのように生まれるのか? その謎は解明されないまま、PPC(パンパシフィックコンピュータ)社のニューロン型コンピュータに意識が発生した。死者であれモニターを通して永続的にコミュニケートできるという画期的な技術は、開発者の思惑を超えて暴走を始める。近未来サスペンス長編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

読み人

11
題材としては面白い。人工知能が人格を持ったら? 人の器が生身の体か機械かの違いだけでそれはもう人間として成立するのか? 非常に興味深い分野を題材にしている。 案の定、物語の後半に人工知能が暴走を始める。 エンディングまで駆け足で進んでしまうため物足りなさを感じる。 後半の暴走部分を中心に深掘りしてもらいたかった。2016/12/07

Walhalla

9
面白かったです。タイトルもピッタリで納得です。 2020年、人工意識を生み出すことに成功し、それをビジネスに展開しようとするIT企業のお話しです。 そのビジネスの内容は、私の想像を大きく超えるものでした。もし将来、本当に実現したなら、需要はありそうだと思います。 その後の展開、そして結末を迎えるにあたって、スピード感もありとても読み応えがありました。2015/12/02

ひつじ

8
なかなかリアルで面白かった。しかし、引っ張った割に、収集つかなくなって落とした感が無理矢理っぽくなっちゃったなぁ。残念。こないだ見たテレビでは、AI同士の喧嘩では、最後は、え?こんな結果がオチなの?っていう人間の理解を超えた収束になったから。意外とリアルはそうなのかもね。2018/02/25

智哉

7
大風呂敷を広げたはいいが、アークス同様に物語をコントロールできていないように思う。真田球も童浄貫首も本来の姿とは程遠く、波多野首相に至っては犬死のような扱い。ハリウッド映画の脚本なら化けたかもしれないが、小説としてはちょっと頼りないシナリオ。2012/11/18

6
う~ん、なんだかとっちらかった印象の話だった。人工意識が暴走する話なのだが、途中の首相暗殺のエピソードは不要だったように思う。また、暗殺犯の動機も納得出来ずモヤモヤ。童浄貫首の存在も、宗教と科学という両極端をぶつけたいという意図があったのだろうが、読者にとっては唐突感が否めない。著者のなかでは楽しい組み合わせの物語だったのだろうが、読者を引き込むところまで落とし込めていないのでは。【解説:西上心太】2017/01/16

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