内容説明
丘を走る少年と白い犬、金色の月の光と錬金術、酒場の赤い酒が運んで来たもの、安アパートの玄関に置かれた青いハイヒール、年上の少女と飛ばした桃色の紙飛行機――十二の色彩鮮やかな物語を紡ぎ出す<妖しいクレヨン箱>。ここではない世界への境界線を軽々と越えていく全35編の傑作ショートショート集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
43
3カテゴリーの中では妖しいクレヨン箱群(白/金色/赤/青/緑色/銀色/黒/黄色/茶色/桃色/空色/灰色)がベター。2014/07/24
Kira
16
図書館本。35篇のショートショート集。《妖しいクレヨン箱》のくくりには12の色にちなんだ話。《正直なライター》のくくりには不気味な余韻のある話もあった。気楽に読めて楽しかった。2024/07/10
アルカリオン
14
描写されている情景はわけがわからないのに、文章としては名文だ。「わけがわからない文章」と言葉は似ているが、二者の間に接点・共通点はまるでない。2021/08/30
KAZOO
8
阿刀田さんのショートショート集。あまり阿刀田さんの真価が現れていないような感じがします。ショートショートというとすぐ星新一さんを思い浮かべて比較してしまうからなのでしょうか?それでも読んでみておもしろいことには変わりありません。クレヨンの色を主題にしての12の話は楽しめました。2014/05/06
さえき
7
初読み作家さん。短篇集は好んで読むけど、ショートショートは初めてで。すごいなあ、と実感。 一編が数ページしかないのにオチまであって。ゾワっとくるものがあって。話がちゃんと伝わってくる。仕事の休憩中に少しずつ、と読めるのでそれも自分には合ってた。2018/06/07
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