内容説明
大統領選挙で揺れるアメリカを読み解く。
アメリカを理解するうえで必須の基礎知識と、変化し続ける超大国の今を池上さんが6つのテーマから読み解く。
1.「ナンバーワン」から見るアメリカ──なぜ世界一の座が脅かされているのか?
2.「大統領選挙」から見るアメリカ── 誰も予測しなかったトランプ現象。投票日が「11月第一月曜日の翌日」の理由
3.「2050年問題」から見るアメリカ── 21世紀半ばに白人が過半数割れするとどうなる?
4.「人気の就職先」から見るアメリカ──日本の大学生とはまったく志向が違う!
5.「キリスト教」から見るアメリカ──政教分離とは「政治」と「教会」の分離である
6.「日米防衛協力」から見るアメリカ──なぜ日米安全保障関連法ができたのか?
池上さんの母校・都立大泉高校の附属中学校での特別授業をもとに構成。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろき@巨人の肩
68
2016年4月刊行の本書。オバマ政権からトランプ政権への移行時期にあった米国を池上さんが多面的に解説。米国は、英国のピルグリム・ファーザーズにより白人系キリスト教国家として建国。経済、科学技術、軍事力No.1で、成長の原動力は移民。若者の人気の就職先として、公共機関やNGO、医療系がランクしており社会貢献と正義感が高いことも強みか。今後は、白人の人口比が過半数を下回る2050年問題は既に燻っている。古き良きアメリカを望むビール派と多様化を是とするワイン派。8年後の今年のアメリカ大統領の争点も変わらない。2024/05/05
ミライ
38
中田敦彦さんのYouTube大学で参考図書として紹介されていた、池上彰さんの「世界の国と地域を学ぶ入門シリーズ」アメリカ編。出版が2016年4月で、ちょうどドナルド・トランプ大統領就任前のアメリカの基礎・最新情報が満載。現在も世界一の大国であるアメリカだが、中国等の成長でナンバーワンの座が危うくなってきたという視点で、移民などの問題点から、宗教・大統領選挙・人気の就職先まで近代アメリカの文化・政治・経済状況が語られる。最後に日本国憲法第9条に絡めた沖縄基地問題なども池上節で語られていて非常に面白かった。2019/10/16
33 kouch
36
アイルランド移民のパワーが凄い。彼らだけでなく、他の世界からも夢見て人々が集まる国。こういった、もともと混沌を是とする国は強い!耐性も柔軟性もある。その上で世界大戦で痛まず、余力たっぷりとくれば当然覇者となる。しかし…アメリカの力は凄い。日本は戦後、国民一丸となって、努力で復興を遂げたのかと思ったが…。これを読むとアメリカにとって中露、共産路線の防波堤として都合のいい弟分。アメリカに生かされていたんだと思ってしまう。「東アジアにとって日本は資本主義のショーウインドゥ」という表現はしっくりくる。2024/03/23
はるき
35
学生さん向けの講義だけど、知らないことばかり。世界の変化以前に歴史すら覚束無い自分を大反省です。世界中語り尽くしてほしい。2017/04/25
みゃーこ
34
アメリカを知れば日本が見える、世界が見える。2016/07/02
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