竹書房怪談文庫<br> 恐怖箱 空蝉

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竹書房怪談文庫
恐怖箱 空蝉

  • 著者名:鈴堂雲雀【著】/鳥飼誠【著】
  • 価格 ¥701(本体¥638)
  • 特価 ¥210(本体¥191)
  • 竹書房(2016/04発売)
  • 蝉しぐれそそぐ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~8/3)
  • ポイント 25pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784812490532

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内容説明

死は終わりではない。むしろそこから何かが始まる場合がある――。肉体を離れ、より自由な存在となって、生前なし得なかった復讐や暗い欲望を叶えんと暴走する魂もある。生者も死者も、魂のある限り人は憎しみの感情から逃れられず、呪い合う運命なのかもしれない。3人の個性豊かな怪談ハンターたちがそれぞれの嗅覚で恐怖を掘り起こし、その怖さを競う恐怖箱トリニティ。シリーズ10作目となる今作は、かつてないほどにヘヴィーでディープな怪談が集まった。体験者、取材者、読者――このもうひとつのトリニティすべてに、深い傷の如き何かを確実に残すであろう凄みのある実話ばかりである。恐怖とは痛み――そんな想いが確信となって胸に迫る一冊をぜひご一読いただきたい。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

220
本書は3人の方で24編を執筆されているのですが、半分近くの11編を書かれている鈴堂雲雀さんが質量共に圧倒的に断トツの出来栄えで全体を引っ張られている感じですね。こういう形のアンソロジーを組めるのは竹書房さんの良さで互いに切磋琢磨できて有意義だと思いますね。本書も素晴らしく完成度の高い一冊ですので怪談ファンの方に強くお勧めしますね。『いたずら』戸神重明:佐藤さんが夜道を歩いていると帽子を被った若い男の乗る自転車がやって来る。顔が暗闇に明るく浮き上がっていて別のライトで照らすイタズラかよーと思った瞬間に驚く。2021/05/10

40
恐怖箱シリーズは3冊目。これ系ってだんだん飽きちゃうんだけど、今回は1つ1つがインパクトがあって、最後まで飽きずに読めた。人形の話と双子の話が怖かった。2017/02/13

HANA

26
今回は割とインパクトのある話が多かった。特に呪い系の実話怪談というのは他にあまり例が無いのではないか。その他に例のない話が概ね高水準というのはなかなかに凄いと思う。特に呪いが事実として存在する村の話「記憶の遺物」が特にお勧め。やはり自分、土俗系に弱いなあ。他にも理不尽な死者が登場する「託された約束」がいい感じに嫌で素敵。しかし今回は人形といい鏡といい、小道具の使い方が上手いような気がする。しかしごく希に紛れ込んでいるちょっといい話が妙に気になる。我々は感動より恐怖を味わいたいわけでして。2012/10/03

ラルル

10
今回はパンチのある話がたっぷりですね。読み応えがありました。特に後半の数話は続きが気になってページをめくる手が早くなるようなお話で楽しめました。シリーズずっとこれ系ばっかりだと流石に気分が凹むでしょうが、たまにこうガツンと来るのはいいですね。2012/09/19

海星梨

9
KU。よき。最後二編がとくに印象深い。2023/02/27

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