竹書房怪談文庫<br> 恐怖箱 油照

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竹書房怪談文庫
恐怖箱 油照

  • ISBN:9784812446676

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内容説明

実話怪談は作家の頭の中で創り出された恐怖ではない。怪事の生き証人たる体験者に取材し、彼らの記憶から引きずり出してきた本物である。ゆえに一人の作家が短期間に大量生産することは難しい。よほどの人脈と運、労を惜しまぬ行動力がなければ不可能である。だが不思議と「来る時期」があるという。怪談の方から寄ってくる、気味が悪いほどに集まってくる魔の時期が……。今回、その魔が3人同時にやってきたらしい。集まった草稿はのべ850ページ。どれもこれも本物だけが持つ厭なオーラを醸していたが、その中でも特に強烈な異臭を放つ、アクの強い逸話だけを集め200ページに絞り込んだ。収録された話はまさに恐怖の精鋭たちといっていい。己が持つ毒で読者諸君を痺れさせ、不安の闇に引き摺り込む真夏のヒットマン。打たれてみるのも一興、恐怖の毒ほど馨しく甘いものはないのだから――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

142
実話怪談3人衆の秀作競作集で今回も迷いに迷って一編だけを選びました。『だろ?』寺川智人:孝明君は仕事場の先輩である山科さんがここ数週間ずっと出社して来ないのがとても気がかりだった。彼は先輩が心配で放っておけず彼女と山科先輩と3人でドライブに出掛ける。山道を走る内に道端に小学生の男の子を見つけ「送ってやるよ」と言い後部座席の先輩の隣に乗せる。後で子供が先輩に「だろ?」と何度も言う声を聞いた孝明君は車を停め彼女を連れて逃げる。子供の問は「お前、俺を轢いただろ?」だった。その後入院した先輩は退職し消息が絶える。2020/08/12

HANA

13
初めは不思議系の話が多く今回は失敗かなと思ったのだが、中盤を過ぎてから凄い話が増えた。特につくね乱蔵氏、この巻で一気に評価が上がったなあ。ラスト一行がとんでもない効果をもたらす「後悔先に立たず」生理的にイヤ感が漂ってくる「おかあさま」も凄かったが、白眉はなんと言っても「あくつよしこ」何が起っているのかわからないが何かが進行しているという怪談のお手本のような作品。いやいや、今回はパンチのある作品が多くてよかった。2011/09/01

tow

12
優しいお話。や、怖いんだけども。じいさまばあさまの元気だこと。面白かった。2017/01/05

まゆまゆ

10
怖そ〜な表紙の雰囲気とは違って、微笑ましい話、ホロっと来る話が多かったように思います。それらの話は、怖いんだけど、心にジーンと来ました。まあ、ちゃんと怖い話もありますがね? 2019/02/09

海星梨

7
KU。安定のつくねさん。「おかあさま」がえぐやばい。と思ってたら、元裏社会に関わってた人とあとがきで知ってちょいなるほどと。怪談会とかしてはるんかな? 実際に会ってみたいような、会ったらなにかが決定的に変わってしまいそうな。2023/03/19

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