内容説明
著者が個人ニューズレターほかに発表してきた論考、エッセイのうち、いわゆる「天下国家」を扱ったものから自撰した選集。近くは映画「太陽」、皇嗣問題から、遡っては平成改元期の天皇報道までに到る、天皇制関連の文章、主に湾岸戦争とイラク戦争へ対する日本国内の反戦論議を批評した文章、二〇〇一年に起こったいわゆる「九・一一」テロに関連した文章、「靖国」「日韓関係」「日本国憲法」など、現在、日本という国家のかたちを考える際に、中心的とされるだろう問題を扱った論考、世界と日本の現在を歴史のなかでより全体的に捉えようとした文章を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
oshow
1
著者の過去の文章(特に「流行神」掲載のもの)から、タイトルのキーワードに絡んだものを選んでまとめた本。天皇・反戦・憲法・靖国・国籍・対テロ・国際政治等々。常識・通説を逆手にとった考察が多く大変刺激になった。2010/05/21
なかち
0
『太陽』は権力者とメディアの関係を描いた映画。権力者はメディアでしか他人と繋がれない。ルイ十四世は二度起きた、一度起きて体を清め正装し王として起きた。天皇は人間宣言してないとも取れる。恋愛結婚の影響で一夫一妻制を導入し側室を廃止、後継者問題が生まれるようになる。いとうせいこうは九条を読んで泣きTシャツにしたいと思った。「住民登録はピストル徴兵だ!」と書かれたビラ。災害時に誰もが携帯で戦う現代。天皇がイスラムに改宗したって噂がイスラム世界で流れた。ビッグコミックスピリッツで「戦争と平和」という企画があった。2010/09/24
代理
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微妙2023/08/08