内容説明
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物語は小説家志望の青年の独白で進む。日常に疲れ、傷ついた青年の前に突然現れたのは、白くて小さいうさぎのモカ。冷え切った青年の心を溶かし、希望に満ちあふれていた過去を思い出させてくれたのは、モカとその仲間がつくる幸せのコーヒーだった…。
「だいじょうぶ、泣いていいんだよ。モカはずっときみのそばにいるよ」
この絵本を手にとったすべての人の心をポカポカに温めてくれる、涙のラストシーンをお楽しみに!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
❁かな❁
215
とっても可愛くて優しくて素敵な作品♡皆さんが書かれているように大人にピッタリ!疲れていたり、悩んでいたり、落ち込んでいたりする時に開きたくなる絵本です*刀根里衣さんの絵本、初めて読みましたが本当に温かくて素敵ですね♪ボローニャ国際絵本原画展に入賞した作品を絵本化。絵がとても繊細で綺麗です!色の塗り方が美しく、装丁からもわかりますが色合いも素敵♬ちょうど今の私の気分にピッタリな絵本だったようで可愛いうさぎのモカの優しさに癒されて泣いてしまいました*モカありがとう♡珈琲苦いのは飲めないけど飲みたくなりました♡2016/08/30
紫綺
170
悲しい時は泣けばいいんだ。心が落ち着く、あたたかい一杯のコーヒーを召し上がれ♪大人向けのメルヘン。2016/05/22
シナモン
166
今回も可愛いモカととりカップ、美味しそうなコーヒーに癒されました。淡い青を基調にした絵に心も落ち着きます。ほんとに素敵。疲れた時、いつでも開けるよう手元に置いておこうかな。2021/04/01
馨
153
読友さんのレビューを見て読了。確かに大人向けな絵本だと思います。コーヒー飲んで幸せを感じたりほっとしたりするのは子供にはない感覚な気がします。モカがめちゃくちゃ可愛かったです。2016/04/17
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
132
「やあ、モカだよ。元気のない君にとっておきのコーヒーをごちそうするよ」。疲れ切った『ぼく』のもとへやって来た赤いほっぺの白うさぎ。カプチーノ=まず大きく深呼吸。エスプレッソ=嫌なことはみんな忘れて。カフェオレ=さあ、すてきな笑顔を見せて! 大人になると幸せの魔法は解けてしまうのかな。ううん、子供の頃の気持ちを取り戻せれば、魔法はまた蘇る。カロリーの事は忘れて、今日のコーヒーには砂糖をたっぷり入れよう。どんなに涙を流しても、コーヒーがしょっぱくならないように。ちょっと一服しませんか? 2016年度4月初版。2016/05/06
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