内容説明
天才ベーシスト、ジャコ・パストリアスの貴重なインタビュー集
エレクトリック・ベースの概念を覆し、今なお多くのフォロワーを生み出し続ける天才、ジャコ・パストリアス。35歳という若さで他界するまでに残した、 数々の常識を打ち破ったベース・プレイは、どのようにして育まれたのか? 未だに謎に包まれた部分が多いのが事実です。そこで本書は、その謎に迫るべく世界各地に散らばったジャコのインタビューを集め、テーマごとに分類。圧倒的な存在感を持つベース・スタイル誕生の秘密を、ジャコ自身の言葉からひも解くとともに、激しく濃密に、そして誰よりも鮮烈に生き抜いたひとりのベーシストの生き様が、再び明らかになります。全ベーシスト/ミュージシャン、すべてのクリエイター必携の1冊です。
※本書は2010年に弊社より刊行された単行本を、文庫化したものです。
目次
■第1章:ジャコを形作った事象と経験
■第2章:フロリダという地
■第3章:ベーシスト/コンポーザーとしての立身
■第4章:“ 世界で最高のベーシスト”
■第5章:『ジャコ・パストリアスの肖像』
■第6章:ウェザー・リポート、セッションの日々
■第7章:『ワード・オブ・マウス』
■第8章:楽器という愛でるモノ、壊すモノ
■第9章:魂のゆくえ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タカギ
1
この本読みつつ改めてジャコのソロやWeather Reportのアルバム聴くと発見があって面白い。ベーシストじゃない人でも勉強になるし、人におすすめしたくなる本だな〜2016/05/15
hobby no book
1
いろいろな言葉から創作の質を高めるための示唆が得られた。ベースのセッティングや練習方法についてもかなり具体的に答えられていて参考になった。2016/05/07
peke
1
耳と感性を頼りに、あらゆる音楽を吸収して、直感を頼りにエレキベースの演奏で前人未到の境地に辿り着いたジャコの一生を追う内容。世界一のベーシストという確固たる自信を持ち、作曲能力やプロデュース力も高く、感じるままに最高の音楽を創り続けたことが際立てば際立つほど、そんな人間が落ちぶれて若くして命を落としたということがショックでした。2016/04/26