角川新書<br> 僕たちの居場所論

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角川新書
僕たちの居場所論

  • 著者名:内田樹【著】/平川克美【著】/名越康文【著】
  • 価格 ¥946(本体¥860)
  • KADOKAWA(2016/05発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784047317536

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内容説明

自分の居場所を見つけられない人が増えていると言われる時代、それぞれ違う立場で活躍してきた朋友の3人が、自分らしさとは、つながりとは何かについて鼎談。叡智が詰まった言葉の数々にハッとさせられる1冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

58
なんというか、癒されたし赦された気がした。それぞれ私塾をお持ちで、不思議な方々だなあと思う。私が男性だったらこの方々のような五十、六十代になりたいと思っていたのかもしれない。2016/08/07

おさむ

33
最近「居場所づくり」という言葉が人口に膾炙してきた。個性豊かなお三方がそんなテーマについて放談しています。デノテーションとコノテーション、暴力性を制御するのが技術と知恵、知性の焦燥、グローバル化が無煙の世界だからこそ自分たちで結縁の場をつくる、異界への出入り口は本と人、…話はどんどん脱線していくのですが、それがなんとも面白い。2016/09/09

Nobuko Hashimoto

29
座談会を収録したもの。著者3名は古くからの知り合いなので、内輪話が多く、話題もどんどん枝分かれするのだが、それだけに勢いがあり、忌憚のない意見が噴出して面白い。著者らのファンには特にそうだろう。3名とも大学や私塾で教えているのだが、教育の主体は教える側ではなく教わる方にあり、教える側は学びのトリガーを与えるだけというスタンス。だからこそ著者らの周りには多くの人が集まり、長く関わろうとするのだろう。後半、グローバル化と嫌韓や反ユダヤ主義やヘイトスピーチとの連関に関する考察部分も興味深い。2016/07/25

ノクターン

16
とあるご縁で読みました。ゆるい対談と思いきや世界情勢や現代の日本、哲学、こころ、言葉まで幅広い(本当に幅広い)知識とユーモアで語られる。シメの自由に生きれば生きるほど縁は紡がれる、に深く共感。 読み進めるのに小説とはまったく異なる脳みそが必要で、自分は虚像を愛しすぎたと反省。ある出来事について表面からもっと何階層も深く考えられる、そういふものに私もなりたい。2019/02/19

15
トルコなど一部イスラム圏には、昼食後に皆で外に出て、裏返したバケツに座って「知的無駄話」を楽しむ「ラーハ」という慣習があるらしい。宗教とは違うが、読書会もそんな文化になる可能性は十分あると思う。知らない人とも「知的無駄話」ができる環境は、いいアイディアを生みそう▼「言葉の定義」にこだわるネットの議論。齟齬や被論破を恐れる生真面目さには共感できなくもないが、それでは異文化の人との対話は無理だろうな…2018/05/31

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