内容説明
ドビュッシーの作品を私たち日本人が弾くと、どこかなつかしい感じがする――。ドビュッシーの演奏・解釈の第一人者にして、モノ書きピアニストとして知られる著者が、偏愛する40曲あまりのピアノ作品に寄せたエッセイ集。その音楽の先進性や東洋趣味、怪奇幻想そして演奏する喜びを、軽やかな文体で綴る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
131
久しぶりの青柳さんの随筆です。ドビュッシー一色で私はそんなに多くの曲を聴いているわけではないのですが、この本を読んでいると聞きたくなる曲がかなり多くなります。ドビュッシーについては別の本でも書かれているのでかなり青柳さんは思い入れがあるのでしょうね。2016/06/11
Eee
40
初読みの方でした ピアニストの青柳さん ピアノに関する知識や ドビュッシーに関する知識がなくとも 楽しく読むことができました 西洋人と東洋人の感性の違いも垣間見える作品です この本を読みながらドビュッシーを聴きたいと思います2017/09/29
Tonex
34
ヤマハの会員情報誌に掲載されたもの+書き下ろし。毎回ドビュッシーのピアノ曲を1曲取り上げ、ドビュッシーの伝記的なエピソードやインスピレーションの元になった文学作品などの小ネタをおりまぜながら紹介するエッセイ集。▼そもそも取り上げられた曲も知らず、ピアノも弾かない人間が読んでもあまり理解できないが、すっきりした文章が心地よい。2016/03/20
胆石の騒めき
17
(★★★☆☆)ドビュッシーのピアノ作品に寄せたエッセイ集。その作品を聞きながら読み進めると、今までぼんやりとした印象であった作品が、生き生きとした意味を持つように感じられた。有名な「ベルガマスク組曲」の構成がもともと違ったとは…。今の4曲で良かった。「夢想」は題名通りの雰囲気を持つ曲で、よくリサイタルで取り上げられるけれど、本人の認識は「生活費かせぎ」の「わかりやすい作品」とのこと。本人の評価と、世間の評価とは異なるらしい。これは、ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」に通じるエピソードだと思った。2018/09/24
苺畑序音
15
聴きながら読むとこの本の良さが増してくる。2016/11/28
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