- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
独裁の陰に女あり。
美女・悪女・猛女・烈女が謎多き独裁体制を動かしていた
水爆実験やミサイル発射で国際社会を威嚇する一方、残虐な手法で最高幹部を次々に粛清する金正恩。
金王朝の内幕には謎が多いが、ひとつだけ確実なことがある。
それは、「北朝鮮の権力中枢では、女性たちが大きな役割を果たしてきた」という歴史だ。「国母」とされる金正淑(金正日の母)、成恵琳と高英姫(金正日の妻)、金敬姫(金正日の妹)……彼女たちが大きな権限を握り、金王朝の中で決定的な役割を果たしてきた。
現在、ミサイル発射の権限を持つ「7人組」のうち3人が女性である(姉・金雪松、妹・金与正、叔母・金敬姫)という事実をみても、それは明白だ。
金正恩を取り巻く女性たちの暮らしぶり、生きざま、権力闘争を研究することによって、金王朝の謎が見えてくる。
権力者として台頭する異母姉妹・金雪松と金与正、第一夫人の李雪主、金正男の母・成恵琳、金正恩の母・高英姫、急速に力を失いつつある叔母の金敬姫……。嫉妬、マザコン、不倫、隠し子、淫乱、正妻と妾……韓流ドラマより刺激的な実話を堪能あれ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
20
知らない話ですので、なかなか興味深かったです。独裁国家は男女共に毀誉褒貶が激しいなあと思いました。2023/12/07
たかしくん。
16
金正恩の妹こと金与正、金正日の長女こと、金雪松、金正恩の妻こと李雪主、取り敢えず血縁を後ろ楯に、北朝鮮の金王朝で我が世を満喫していると見られる3人。尤も、それ以降に記されるかつての女性権力者の末路をたどると、行く末はわからない。金正日は権力者を世襲にすることに難色を感じたものの、自分の悪事を封印させるにはこれしかなかったとのこと。相も変わらず、北朝鮮の常識はずれの独裁政治に呆れるのは勿論のこと、こんな社会が日本のすぐ近くにありながら、何もしてあげられない我々にも責任があるのでは、と感じる次第です。2018/12/31
BLACK無糖好き
13
北朝鮮の核・ミサイル関連の意思決定に関与できる7人には以下の3人の女性が含まれるという。金正恩の叔母の金敬姫、妹の金与正、母親違いの姉、金雪松。本書は北朝鮮の権力者のそばにいた女性たちに焦点を当て、国家運営への影響と限られた情報ながらも、ベールに包まれた金ファミリーの権力と陰謀が渦巻く様々な人間ドラマも描いている。中でも家系図は大変参考になりました。それにしても金正日の娘で日本で暮らしているミエコという人物は、謎めいていて興味がわきます。 2016/08/08
ちくわん
11
金三代を取り巻く女性達。戦中から現在まで、時が経ってもドロドロ感は半端ない。初見では登場人物が多すぎて、人間関係がわからなくなったので、後でじっくり再読したい。正男氏が暗殺される一年前の本。2018/10/23
かおりん
11
独裁体制を支える女、利用する女。嫉妬や不倫、隠し子などまさに大奥。トップの人たちの金と女癖の悪さ、姑息なやり方はいやらしい。脱北者は7割が女性らしい。2016/07/14
-
- 電子書籍
- 自閉症かな?と思ったとき 寝返り、ハイ…
-
- 電子書籍
- 2.5次元の推しがクラスメイトになりま…
-
- 電子書籍
- 金田達也短編集 GUN STRANGE…
-
- 電子書籍
- 絆はガラスの孤城で ハーレクイン
-
- 電子書籍
- ヒバナ 2017年8月号(2017年7…