憲法の涙 - リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いになら

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憲法の涙 - リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いになら

  • 著者名:井上達夫
  • 価格 ¥1,485(本体¥1,350)
  • 毎日新聞出版(2016/04発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784620323756

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内容説明

改憲派も、護憲派も、ウソばっかり! 立憲主義とは何か。民主主義とは何か。日本を代表する法哲学者が吼える。読書界震撼の「リベ・リベ」、第2弾! [目次]第1章 護憲派は何を守りたいのか第2章 改憲とフェアプレー第3章 憲法学を疑う第4章 愚行の権利・民主主義の冒険[本書の内容から]【カルト化した憲法学】学問の中立性を捨て去り、特定政治勢力の広告塔となった憲法学。著名護憲派学者たちを徹底批判! 【愚かな安倍政権】集団的自衛権行使で米国にご奉仕する見返りはあるのか? 日米安保・沖縄問題など安全保障のあるべき姿を直言する。【九条削除論再説】なぜ九条は削除すべきか。なぜ徴兵制か。著者の持論「九条削除論」への批判・疑問に応える。【これこそが民主主義】反権力の独善に酔うな。クールな知性で考えよ。参院選を前に、立憲主義と批判的民主主義の真髄を語る。[「あとがき」より]本書は、前著『リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください――井上達夫の法哲学入門』(毎日新聞出版、二〇一五年六月刊行)の続編である。(中略)このたび、前著の続編を刊行することになったのは、特に反響の大きかった憲法・安全保障問題に関する私見について、誤解を解き、批判に応答することにより、その趣旨をさらに明確にして再擁護するためである。また前著で触れられなかった重要な論点について敷衍することも目的としている。前著刊行後、安保法制反対派による大規模な国会前デモなど、護憲派の巻き返しともいうべき政治状況も見られたので、この状況への応答として、私見を再擁護し敷衍する必要を感じたことも動機になっている。本書の書名「憲法の涙」は、前著と同様、インタビューアーたる編集者、志摩和生氏の提案による。第1章の題辞に掲げた次のメッセージに相応しい書名だと思う。「日本国憲法は、今、泣いています」「憲法は、なぜ泣いているのでしょうか。改憲派の九六条改変の試みや、九条解釈改憲によって、いじめられているからですか」「そうですね、それも辛いですね。でも、もっと辛いわけがあります」「それは何でしょうか」「憲法を守ると誓っているはずの護憲派によって、無残に裏切られているからです」(後略)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Y2K☮

34
9条を見る。やはり自衛隊は違憲と読めてしまう。でも自衛隊と安保のお蔭で日本は平和だった。そして米軍に基地を提供した時点で戦後日本は侵略戦争に荷担している。この欺瞞をやめようって話。まずはあくまでも専守防衛の戦力として自衛隊を持つと憲法か別の法で定める(著者いわく私生児扱いせず認知せよと)。アメリカが文句を云ってきたら撤退していいよと返す。日本の自立と核武装を彼らは望まぬからそこは駆け引き。安保の形を変える。そもそも自分で自分の国を守るのは国民主権国家の大原則。改憲=戦前回帰と思考停止せず公平な現状分析を。2018/03/09

Y2K☮

33
刊行は2016年。「いわゆるリベラル」が直視しない欺瞞及び支持者を増やせぬ理由を、リベラルである著者が妥協なき筆で綴った名著。9条削除論にも頷ける点はあるが、私は専守防衛明記改憲を推す(余談だけど、れいわ新選組は新9条論者の伊勢崎賢治を代表に据えた方が少なくともいまよりは理解を得られるかと)。自民党の改憲案は数年前に読んだ。いまも変わっていないのなら賛同しかねる。ただ改憲ダメ絶対ではない。9条関連だけではなく憲法裁判所設置や7条解散の制限など、考慮すべき論点はいくつか思いつく。著者のいまの見解を知りたい。2026/02/18

Y2K☮

33
要は9条に限らず、自分の頭で考えようと。都合のいい時だけ民主主義とか平和主義とか押し付け憲法とかのそれっぽいフレーズを唱えて安心するのをやめて現実を見ようと。安保と自衛隊のおかげで戦後日本は平和だった。でもベトナムやイラクを攻撃する米軍を支援していたし、沖縄に多大な負担を押し付けてきた。9条の文字通りの意味である「絶対平和主義」とはどんな暴力を受けても、たとえ殺されそうでも非暴力で対抗し続けるという覚悟。私にはムリだ。それを守れとも云えない。ならばどんなルールなら皆守れるか。軍は必要。但し専守防衛の明記。2019/10/17

ntahima

21
【県図20】1巻が貸出中の為2巻から。著者は難解な論文を書くことで有名らしいがインタビューを基にした本書は非常に読みやすい。一部憲法学者に見られるアクロバチックな論理展開ではなく、書かれた条文を文字通りに解釈したうえで論じている。「結論先ず在りきではなく、先ずは条文在りき!」集団的自衛権は違憲であり現政府の解釈改憲は無効であるという意見はよく聞くが、なら、個別的自衛権はなぜ合憲なのか?又、国連憲章に基ずくPKOなどの集団的安全保障をどう考えるか?今まで読んだ本の中で一番納得性があった。次は『リベリべ1』。2016/10/05

Francis

16
再読。今回の感想は前回とほとんど変わらない。今回の解散総選挙での希望の党の結党・そして失速を見て、158ページから159ページにかけての野党勢力のあるべき結集の姿を論じた文章の価値がますます高まった。間もなく戦後日本の知的空間の崩壊と新しい姿への再生の過程が間もなく始まると思われるが、この本が少しでもその過程に役に立てるように願う。2017/10/14

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