内容説明
「現役時代の肩書きや人脈に執着する」「誰も読まない自費出版を無理やり送りつける」「お店のスタッフに対して横柄な態度をとる」……。いまこんな「みっともないシニア」が増えているという。本書では、仕事も社会的地位も失い、たいした趣味もなくまともな人間関係を築けなくなった定年後のビジネスパーソンに向けて、愉しく満足のいく第2の人生を歩むためのヒントを紹介。「自分が自由に使えるお金を持て」「くだらない終活産業に騙されるな」「仕事があれば続けろ」「年をとったら冠婚葬祭には行かない」「少しはお洒落をして街へ出よ」「本を読む習慣を捨ててはいけない」など、厳しくも温かいメッセージが満載。老後を恰好よく愉しく謳歌するための知恵を一挙公開する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
96
恰好の良い本です。頷ける事が沢山有りました。最早、実家の母に実践できることは限られているものの、間もなく(もう)現役引退世代の身には参考になる考え方があります。まぁ、何にしても『健康』と『そこそこのお金』が必要ではありますが・・『死ぬ時は一人だ』『ごたごた言わずに死んでいくのが一番いい。』『お金の使い方を間違えるな』全くですね~だが、この方の様に達観して、恵まれた老い方をしている高齢者ばかりではないのも現実。そろそろ真剣に夫の定年後を見据えた生き方を考える時なのかもしれない。良い時に巡り合えた本だった。2016/11/05
miww
76
なかなか面白かった。最近の「老後」に関する本はマイナスイメージのものが多い。私もそういう本を数冊読んで気が滅入っていたが、何とも前向きになれるエッセイでした。退職したらただの「高齢者」、過去の肩書きに執着したり上からものを言う人は当然嫌われる。歳を取ったらいろんな事を楽しみなさい。「本物を、実物を見なさい(芸術や景色)」「好奇心を高めるには世の中の流行に敏感でいる」「自分の年齢を受け入れた上で『少しでも恰好いい自分でいよう』と意識する」「基本何でも『ひとり』で楽しめる」など書き留めておきたいことが満載。2016/11/14
たか
11
将来を悲観しすぎずに、遊べるときに遊ぶ。これにつきる。2016/07/08
Humbaba
1
人は必ず年をとるし、年を取れば昔と同じようには動けなくなる。好みとか好まざるに関わらず、それは事実であり否定はできない。だからこそ無理に抗おうとするのではなくてそれを受け入れた上で出来ることをやる。そうして上手に行き方を変えることこそが上手く生きていくために大切である。2016/06/07
Great Eagle
1
意気な老人の書いたエッセイ本で面白かった。好きにお金は使え、一人で行動せよ、おしゃれせよ、趣味を持てなどなど定年退職後の充実した人生を展望すると、良い指針を与えてくれます。3年前にこの著者の本を読んでいました。2016/05/24
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