馬超 - 曹操を二度追い詰めた豪将

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馬超 - 曹操を二度追い詰めた豪将

  • 著者名:風野真知雄
  • 価格 ¥579(本体¥527)
  • PHP研究所(2016/04発売)
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  • ISBN:9784569663340

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内容説明

黄巾の乱を横目に少年期を過ごした馬超――“無様な死に方だけはしたくない。圧倒的に強くなってやる”と、心に誓った彼は、父・馬騰の盟友である韓遂から刀を習う。そして半年で、泳ぐ魚を斬るほどの腕を身につけた馬超は、西暦194年、二百騎を統率して長安を攻め、大将の首を七つ取るという見事な初陣を飾るのであった。その後も厳しい修練を積み、西暦202年の「汾水の戦い」を経て、めきめきと頭角を表していった馬超は、西暦211年、曹操率いる二十万の大軍と激突する。世にいう「潼関の戦い」である。騎馬隊の先頭で、十万の大軍を指揮する馬超は、疾風の如く馬を走らせ、凄まじい活躍を見せる。そして、宿敵・曹操をあと一歩のところまで追い詰めるのだが……。屈強な肉体と際立つ腕っ節、あでやかな姿から「錦馬超」と称えられ、恐れられた豪将・馬超。戦場を駆け抜けるその勇猛果敢な姿を描ききった長編力作小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

糜竺(びじく)

41
三国志の蜀の五虎将軍の一人、馬超が主人公の小説です。三国志でも渋い人物なので、とても興味深かったです。文体も読みやすく、サクサクと読めました。普通の三国志だと、馬超は後半からしか出てきませんが、彼の若い頃の様子も描かれていて(フィクションも多々多いと思いますが)、彼も前半生はこんな生き方をしていたんだと、別の新たな面を知れた気がします。どちらかと言うと、三国志の正史をもとに書かれている気がしました。別に蜀で五虎将軍になれたから、めでたしめでたしというわけではなく、彼の苦労も描かれていて新鮮でした。2015/11/29

MIKETOM

7
なるほど~、馬超の人生とはこういうものであったか、なんて単純に信じるほどお人よしではないが、この手の本はどこまでが真実でどこからがフィクションなのかよくわからない。ただ、親兄弟を殺された直後に妻子を殺されるんだからかなり壮絶な人生ではある。その割に一族で唯一生き残った従弟の馬岱に関しての記述がほとんどないのはなぜ? 淡々とした文体でありそれは戦闘シーンでも変わらない。せめて戦闘ぐらい手に汗握る展開であって欲しいのに。この作者、そういう場面を書くのは苦手なのかもしれない。なんか、煮え切らない印象の作品。2020/03/16

衛兵

6
五虎将の一人、錦馬超が主人公。父や弟が殺されたから曹操に対抗したと思っていたが、それは演義の話で、正史では潼関戦の後に処刑された事になっていると知り驚いた。妻子も殺され、常に行動を共にしたホウ悳にも裏切られ、ついにはその首を取る事だけが人生の目的だった曹操にも先立たれる。きらびやかな活躍のイメージとは裏腹な、悲劇の武将だったと改めて思い知らされた。2016/04/03

どらんかー

4
今まで馬超の事は詳しく知らなかったので読んでみました。前半の華々しさから後半の哀切を感じる生涯に寂しさを感じました。2016/10/25

ありな

2
★★★☆☆ タイトルの通り馬超にスポットを当てた作品。宮城谷さんの読んだのもあってか、馬超は地方豪族感否めないな。でもこの作品の、蜀で居心地悪くなって涼州に帰るラスト好きだな、馬超っぽくて2016/10/08

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