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内容説明
実質収入は減り、物価や税負担は上がる一方。誰にもひとごとではない老後の貧困。収入がそこそこある人ほど出費も強いられ、リッチにみえて火の車ということも。老後どころか病気や子どもの教育への備えもあぶない「隠れ貧困」の実態と、実践的アドバイス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
233
帯のキャッチコピーは「年収800万でも老後破産」この夏、一番ヒヤッとさせられた。大丈夫か自分?と思わず読んだが、モデルケースの9割方が住宅ローンと養育費絡みで、私にはあまり参考にならなかった。後半はQ&A方式で進むが、解答コメントがテンプレ一般論過ぎて如何なものか。シンプルな解決策を突き詰めて一般論に辿り着く、という事かもしれないが、読者に響くのだろうか。40代後半以上の具体生活例が多く、それ以下の世代には変に楽観視させてしまう書き方にも思える。とはいえ、私の隠れ貧困チェックの点数は5点。油断していると…2016/09/04
はたっぴ
88
昨年読んだのは「絶対的貧困」に関するものだったが、こちらは「貧困予備軍」について、取材レポートとQ&Aスタイルで、現状を容赦なくあぶり出している。実は身内に破産しそうな人がいる。収入より支出が多くなれば、いずれ破綻するのは目に見えているのに、止むに止まれぬ事情があったという。情に絆されて支えてきた私達もいけなかった。彼女は金銭感覚が病的に欠けているのだと思うが、この本を読んで「世の中には彼女のような人が案外多いのかもしれない」と不安を感じてしまった。個人の集合体が国家。双方ともに借金体質なのは問題だ。2016/06/23
おかむら
53
バブル真っ盛りに20代OLだった人たち(酒井順子さん世代)がいま50歳前後。一見リッチピープルな暮らしをしてるがその実態は。前半の専業主婦の事例がまるで林真理子の小説になりそうで面白い。後半のQ&Aは女性誌の後ろに載ってそうな家計相談で新味なし。しかしこの今でもバンバン浪費してる世代が大量に下流老人になってお金使えなくなったら日本経済はどうなるんだろー。断捨離とミニマリストだらけの日本になったりすんのかなー。2016/05/04
きみたけ
41
自分たちは中流家庭だと油断し、適宜出費の見直しができないと「隠れ貧困」におちいると言うことですね。人生の3大出費のハードルは、1住宅ローン・2教育費・3老後費用で(もちろんこれらのハードルのない人もいます)、いかに上手にクリアしていくかがポイントです。目安として50歳でプラスマイナス0なら良い方だそうです。我が家はこの間1つクリアしたので、次のハードルもがんばろー😅2020/12/07
あきちゃん
35
とてもわかりやすく、自分の戒めになりました。シングルマザーで大学生の子ども2人、しゃかりきになって働けるうちは絶対働こう!と、改めて決意しました。今は学費で精一杯、老後はその後。元気でいられますように。2018/02/19