内容説明
古代アンデスでは、文明創造の原動力は農耕でも富の蓄積でもなく、「神殿更新」だった。これは世界最古の西アジア・メソポタミア文明にも当てはまるのか。従来の「新石器革命」「都市革命」の発展史観を考古学から問い直す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Koichiro Minematsu
11
「古代文明の世界大図鑑」のレビューもご参照ください。西アジアという地域の特色は、国の成り立ちとしてアジアとヨーロッパを結ぶ拠点で、歴史的に戦いの絶えない火薬庫と表され、経済的、国家的要素だと思うが、それでも歴史的観点で考えてみるのも良いのかもと思う。だってギルガメッシュ叙事詩は、「永生を求める旅」ですから。2017/10/24
黒胡麻
2
余剰の蓄積という従来の歴史観では説明できない考古学的発見が相次いでいる。と、まさに万物の黎明と同じテーマではあるが本書が出たのは2015年で先である。古代アンデスでは身分差のない時代から神殿を解体、廃棄して同じ場所に再建する神殿更新の儀式が営まれていたが、その過程で権力が生じたという。西アジアでは狩猟採取民が巨大な祭祀施設ギョベックリ・テペ遺跡を建造した。他にもワカ・パルティーダなど古代アンデス、西アジアの多くの遺跡が図や写真入りで紹介されており興味深い。2025/10/15
たぬき
0
三内丸山2016/06/29
Junichi Kitazawa
0
望んでも叶えられない夢を叶えたくせに人並みの幸せを望んでボヤいている傍目から見たら不届きだが本人はまじめに悩んでいるようなそうでもないような友人M君が寄稿したというので地元図書館で借りて読んだ。 うむ、考古学を志しながら大学1年目であっさり日和った僕にはいろいろとわからん部分もあるんだが、こういうよくわからん昔のことをよくわからんで済まさずにいろいろアプローチしていこうという研究者のことを考えながら読んでもらえれば面白いんじゃないだろうかと思ったのだった2015/09/21




