幻冬舎単行本<br> 縁は苦となる苦は縁となる

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幻冬舎単行本
縁は苦となる苦は縁となる

  • 著者名:塩沼亮潤【著】
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 幻冬舎(2016/04発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344029316

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内容説明

燃え尽きて灰になる線香ではなく、長く香る香木になる

世のなかはたくさんの縁によって結ばれています。
ときには、縁が原因で苦しみを味わうこともあるかもしれません。
家族や友人、仕事仲間など、人間関係はとかく悩ましいものです。人付き合いから生まれる気苦労も、つきることはありません。
しかし、苦しみに出会ったことが縁となり、新しい生き方を見つけられることもあります。つらい状況の中で助け合った人、苦悩の時間を共有した人とは、その後も深い絆で結ばれます。
心の持ち方や考え方次第で、縁が苦となり、苦が縁になるのだとしたら、私たちはどんな出会いも悩みも意味があると受け止めなければいけません。(本文より)


奈良・金峯山寺1300年の歴史で2人目となる大峯千日回峰行を満行し、現在は慈眼寺住職で大阿闍梨である著者による、「とらわれる」ことに慣れてしまった現代人が、「手放す」ことを知るためのエッセイ。


●感情は区切りのよいところで捨てる
●伝えたいことは今日伝える
●相手をいったん受け入れる
●嫌いな相手との距離感をつかむのも修行
●叱るにも叱られるにも作法がある
●一つ褒めて、一つ助言をする
●自分が構えている間は、相手も構えている
●嘘はいけないが、嘘が状況を変えることもある
●下の世代に嫌われる勇気を持とう
●目の前の一人を喜ばせることから始めよう ほか



もくじ
第1章 燃え尽きて灰になる線香ではなく、長く香る香木になる
第2章 後ろ姿から学び、答えは自分で出す
第3章 自分がどれほど満たされているかに気づく
第4章 よいことにも悪いことにも執着しない
第5章 学びは毎日の生活のなかにある

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぱんにゃー

110
【習慣と執着】 ←この違いを、3秒で考えて10秒で答えよ!答えられた読友さんいます? ごめんなさい私は3年考えています。 /『同じことを同じように情熱を持って繰り返すことで、やがて見えることがある』 ドデカイことが見えなくても『何かを懸命に続けた時間に価値がある』と考えようと思います。 読書メーターが好きだから『情熱』『懸命』あります(^^♪ /(あれ?【習慣と執着】の答えになっていませんね(笑))2016/05/20

小木ハム

10
著者は1300年間で一人しか達成していないという大峯千日回峰行を9年がかりで成し遂げたメチャクチャ凄いお坊さん。なぜこんな荒行に挑戦したのかといえば『人生をより良く生きていくためにはどうしたらいいのか答えを求めた末に発心した』とのこと。人は捨てることで成長を続ける生き物。執着している内に成長はない。縁が原因で苦しみを味わうこともあるけど、苦しみに出会ったことが縁となり、新たな生き方を見つけることもある。無駄なことなど一切ないのだ。表題に絡むお話は最初の数ページで、全体的には生活訓といった内容です。2021/07/21

miraiocoo

6
初めて読みました。 さすがお坊さんの言葉です。感銘致しました。大変な修行された方だから説得のある内容が伝わります。 続けることの大切さが必要と感じます。2019/03/10

ココアにんにく

3
「たんなる三二歳の世間知らずです」というお母様のひとことが一番印象に残りました。塩沼さんの謙虚な姿勢は母の教えなのですね。まさに「小僧のこころ」。自分をいかに大きく見せようとする人(選挙演説など)の言葉は入って来ませんが、塩沼さんの言葉は染みるように入って来ます。ご著書はすべて読んでいますが、今年テレビで初めて千日回峰行や四無行の映像を見ることができました。イチロー選手と共に同時代に生きる偉人です。2016/08/05

すうさん

3
塩沼亮潤さんの本は全部読んでいる。初めて彼の千日回峰行の話を書いた本を読んだ時は衝撃的だったけれど、現在の彼の言葉はとても穏やかに私の心に染み入ってくる。私にとって仏教とは生きるための道具であります。「知恵は勉強すれば身につくが、智慧は集団生活をしないと身につかない」という言葉も、まさに人と人の間で生きる私たちの普段の生活そのものが、まさに「行」であることを表している。さらに「身に着けたものを捨てるとき、人は成長する」とあります。死ぬまで自分の人生を生ききるために、学び続け成長しなければならないと感じた。2016/05/13

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