最強の教養 不確実性超入門

個数:1
紙書籍版価格
¥1,760
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

最強の教養 不確実性超入門

  • 著者名:田渕直也【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン(2016/04発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784799318577

ファイル: /

内容説明

なぜ、エリートですらバブルと暴落に踊らされてしまうのか?
不確実性の根源を解き明かし、日々の選択」から「資産運用」、「組織の戦略立案」まで、すべての意思決定の精度を上げる思考法を解説。



本書は、「不確実性とは何か」だけではなく、「不確実性に対して人はどう反応しがちなのか」「どう対処すべきなのか」までを、難しい数字や専門用語を極力排して解説した入門書である。

本当のリスクは、不確実性そのものの中ではなく、人や組織の心理の中にこそ存在する。

ひとつ例を挙げよう。
金融の世界には、日経平均株価は「これこれの理由で○○○○円まで上がりますよ」という断定的な予測が数多く見られる。
しかし、人の耳目を引く、こうした断定的な予測は、結果として当たらないことが多い。
だが、始末の悪いことに、世の中には数多くの予測が出回っていて、そのうちのいくつかは実際に当たってしまう。
そして、たまたま結果として当たったというだけで、人々はその予測が将来を見通した素晴らしい予測だったと考え、予測をした者を称賛し、自分もそれにあやかることで将来を予測することができるようになるはずだと思い込む。
しかし、そのようなやり方を続けていれば、短期的にはうまくいくかもしれないが、いつか必ず予想外のデキゴトに振り回され、身動きがとれなくなってしまう日を迎えることになるだろう。

不確実性ほど、「決定的に重要でありながら、驚くほどに理解されていない」というものはそうはない。むしろ、不確実性にどのように向き合い、そこから生まれるリスクをいかに制御していけるかは、金融に限らずすべての意思決定にとって、決定的に重要な要素なのだ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

71
Unlimited。長年投資に携わってきた著者による、経済事件、暴落バブル崩壊、歴史的事件などを実例に予測ということと、リスクということの入門書。網羅的でさらに詳しく知りたいという人は専門書にということか。予測ということの難しさがまとめてある。柔軟な視点と対処法をいつも心がけるぐらいしかないようだ。対応する経営者などの決断力に感心する。読み物としてそこまで面白くはないのだが堅実な良書。2020/05/23

Kentaro

51
インテルをマイクロソフトと並ぶPC時代の覇者に押し上げたアンドリュー・グローブは、経営者というのはパラノイア(偏執狂)でなければならないといっている。どんなに調子が良いときでも、ライバルに出し抜かれるのではないか、何か予期せぬ悪いデキゴトが起きるのではないかと、常に心配でたまらないというくらいでなければ企業を永続的な成功に導くことができないというのだ。  またグローブは、経営者は組織の中のカサンドラの声に耳を傾けなければならないともいっている。カサンドラとは、ギリシャ神話に出てくるトロイの王女の名前だ。2020/04/16

NICKNAME

34
Unlimited版。当たり前のことだが世の中、何事も予想通りなるわけではない。むしろ予想外の事が起こる場合の方が多くそれが不確実性なのだろう。だからこそ惰性的に流され変なこだわりに捉われずその時その時柔軟に判断して意思決定してゆかねばならない。そうすることにより結果的に時が経っての最終的な勝率が上がっているものなのでしょう。また単に勝率というもの自体にこだわるのも間違えでそうすることにより悪い方向の連鎖に陥ってしまうリスクも高めてしまう事もあるのでしょう。 2020/05/04

あつき

17
未来=過去の統計やデータ(予測可)+不確実性(予測不可)。予め言えることは確率だけで、正確な結果を前もって予測することはできない。サイコロを振って 3の目が出たとすると、それは偶々そうなっただけで、必然的な理由があったわけではない。となると、不確実性には期待値で対処する必要がある。すなわち、何十回何百回と試して総合的かつ確率的にプラスになる投資システムを見つけること。不確実性には、プラスとマイナスの両面があることも覚えておきたい。過去に起きたことのない極端なデキゴト"ブラックスワン"は往々にして起こる。2023/03/12

16
リミテッドにて ●短期的な結果に振り回されることなく、長期的な成功の可能性を高めていくことが唯一の解決策 ●未来とは予想可能な未来+予想不可能な未来 ●予想可能な未来は情報収集と分析で精度高められる ●不確実性を考慮し過ぎると何も出来なくなり別のリスクが ●確率がやっかいなのは結果が出ると確率の意味がなくなる ●結果を積み上げると確率が現れる ●自己正当化 悪いことは認めない、忘れる ●サンクコストは時価で考える ●集中力が大事。気が緩むと罠に ▷失敗は繰り返えす。今回のコロナもそうだ2020/04/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10854265
  • ご注意事項

最近チェックした商品