講談社選書メチエ<br> 江戸諸國四十七景 名所絵を旅する

個数:1
紙書籍版価格
¥1,925
  • 電子書籍
  • Reader

講談社選書メチエ
江戸諸國四十七景 名所絵を旅する

  • 著者名:鈴木健一【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 講談社(2016/04発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062586252

ファイル: /

内容説明

江戸時代には交通網も発達し、旅や諸国の風景・事物への関心が高まって、名所図会類が多く刊行された。風景画の浮世絵、読み物や事典類の挿絵などとしても繰り返し描かれ、各地の名所名物についての知識も一般に普及した。本書では、江戸時代の文学をはじめとして、その時代に出版されたさまざまな味わい深い絵画の中に描かれる名所名物を見て、日本全国、北海道から沖縄まで一県につき一ヵ所、全部で四十七の名所を巡る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

オカピー

9
日本全国、名所を旅してきた気分になりました。江戸時代の名所は、今でも名所の所が結構あるし、江戸時代の人も楽しんでいたのだと思います。2023/08/02

アメヲトコ

8
近世日本の名所を各都道府県から1景ずつ、計47景を選び、名所図会や物語においてそれらがどのように描かれているかを紹介し、文化の「型」を見出すもの。図版が多数掲載されて読みやすいですが、叙述は並列的で深みはありません。もっと掘り下げると面白くなりそうなのに無難にまとめすぎで残念です。2019/08/18

お抹茶

2
日本各地の名所を江戸時代の絵とともに紹介する。薩摩藩は,北前廻船によって運ばれた昆布を琉球を経由して中国に輸出することで大きな利益を得た。奥州外ヶ浜の岩の穴は,義経が観音に祈祷し蝦夷地という異界へ逃走することができた場所。甲州の葡萄を称えるために,中国の「涼州の馬乳」や「驪龍の珠」と比較する。飛騨の「籠の渡し」について,『閑田耕筆』や『浮牡丹全伝』は恐ろしさを伝え,『六十余州名所図会』では名物として認識し,観光地に仕立てようとする意識がある。絵の紹介が豊富で飽きない。2017/12/30

禿頭王

0
☆4。現在の47都道府県の名所が、江戸時代にどのように描かれたかを図版を豊富に使って紹介しつつ、土地の構図や事物の組み合わせによる〈型〉を見出していきます。現代の観光名所として残っている場所・事物も多く、江戸時代の〈型〉は現代まで受け継がれているのだと実感しました。簡潔平易な内容で、サラッと読めます。2020/01/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10782095
  • ご注意事項

最近チェックした商品