内容説明
「就職力」は、いまや大学選びの最重要条件。就職率上昇ベスト100校と学部別の就職率ランキングを公開し、各大学の本当の実力を分析する。ほかに注目校の戦略、女子の進路実態、ブラック企業研究なども解説。受験生・保護者・大学関係者、必読の書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
コウメ
50
大学に進学するうえで、「就職力」に着目した1冊。就職率を売りにする大学や専門学校の就職率は分母(就職希望者)と分子(就職決定者)の関係があやふやだったりする。途中で就職希望者から就職を断念した人を除外し、カウントしなかったり結構怪しい部分もある。そういう所を注意した上で実際に就職率がお固く上がっているランキング順として紹介されている。高校生にはオススメかも([完])2019/09/22
らむり
27
学歴ロンダリングとか・・・。小説ネタになりそう。2014/04/08
mazda
23
旧帝大、有名私立などは言うまでもないけど、それ以外にも日本にはこんなに大学があるのか、と改めて痛感しました。その中で、最近就職率の高い大学とその理由について詳細に記載しているのが、この本のメインでした。名前こそ出さないけど「沈む大学の見分け方」については、偏差値45以下、定員割れが大きい、といったもので、まあわかりやすいかな、といった印象です。今は大学ごとに特色を出すことに努めているので、自分のやりたいことと照らし合わせて進路を決めやすくなっているように感じます。2014/06/27
osakaspy
1
2003年から2013年までの就職率の上昇ポイントをランキングにして紹介。膨大なデータ量は圧巻だが、なぜポイントが上がったのかをもっと掘り下げてほしい。1位から50位までの大学についてどんな取り組みが行われてきたのかの大まかな説明がありますが、もっと狭く深い説明が必要。1位の大学についての説明はたったの2ページ。2位の大学の段階ですでに9行だけの説明に。幅広く紹介してくれるのはありがたいが、各校パンフレットに書いてあることにさらりと触れているだけという印象。もっと深いところまで触れてほしかった2014/07/14
KJ.O
0
本書では、2003年~13年に就職率が上昇した大学ベスト100が示されている。1位は國學院大學の83.3%(+36.5%)だが、裏を返せば2003年の就職率は46.8%だったということだ。この頃、中堅大学の就職率は50%前後に留まっていた。昨今の新卒市場からすると驚くばかりだ。しかし、グローバル競争により企業は即戦力を求めるようになった。ニーズに応える努力を怠ってきた大学は就職率を伸ばせず、その結果、学生が集まらず沈んでいく。本書は、中堅私大(偏差値57以下)の未就職者の割合が高くなっているデータも示す。2017/07/09
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