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内容説明
「化学」の勉強がつまらないのは、結果だけを覚えこまされるから。どんなアイディアがあって、どこで行き詰まり、解決の糸口はどう見つかったのか……。そのプロセスがわかれば「化学」はとても楽しくなる。化学の重要な法則を生み出した偉人が時空を超えて一堂に会して、熱く自説を闘わせる。教科書には載っていないたくさんの没アイディアも化学の歴史の一部なのだ。
目次
化学史ワールドへようこそ
本書を読むまえに
プロローグ 二〇〇X年五月 F高校の化学実験室
第1章 万物の源はなにか?
第2章 燃焼とはいかなる現象か?
第3章 原子は確かにある!
エピローグ 二〇〇X年一一月 F高校の化学実験室
参考資料
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nbhd
14
「タイムスリップで歴史的化学者らによる討論会を聞きに行く」という講談社ブルーバックスらしいエッジがきいた本。そして、良い本。/忘れないでおきたい化学者【エンペドクレス】(紀元前493頃~前433頃)…水・空気・火・土の四元素説を唱え、万物はこれらの混合・分離によって生成・解体するとした。また、四元素の混合と分離をうながす力として「愛」と「憎しみ」を考えた。2018/12/29
ええこ
2
化学が作られていく過程がよくわかって、すごく面白い。また何回も読み直したい。2012/04/29
KZ
1
最後の生徒のコメント。教科書では2、3行で片付けられる法則も、様々な化学者のドラマがある。真実を追及することは大変なんですね。2023/05/31
オランジーナ@
1
小説として読めば面白いかもしれない2015/06/19
あすべる
1
化学史の入門としては、いいのかも?とはいえ、これで化学の苦手克服に繋がるかと言えば、そうは思わないかなぁ・・・。教養のひとつとして読んでみるのはありぐらい。2012/06/26