内容説明
2016年のアメリカ大統領選では、政治経験のない実業家のドナルド・トランプ氏が注目を集めている。オバマ政権の外交政策や移民問題をめぐるその奔放な発言について、日本では面白おかしく見る向きもあるが、トランプ支持の背景にいる人々が「何に怒っているのか」を検証していくと、今度は逆に日本の社会の問題を考えるヒントが見えてくる。――なぜアメリカは彼に熱狂するのか――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
異世界西郷さん
20
今、アメリカはおろか世界中でもっとも注目されている男、ドナルド・トランプがどんな人物なのかを記した一冊。日本だとイロモノで危険な候補のように伝わっていますが、彼の「暴言録」を読んでみると一見すると滅茶苦茶な感じもしますがその言葉の意味するところを考えてみると思わず納得してしまうものが多いように思います。日本だと、昔の小泉総理のワンフレーズ・ポリティクスがそれに近いのではないでしょうか。トランプ氏の発する言葉の裏に、今のアメリカが抱える問題が見え隠れしているように感じます。2016/04/04
みじんこ
5
トランプはなぜ熱狂的に支持されているのかという話から、彼のこれまでの人生、大統領選の簡単なQ&Aまで様々な話を扱う。トランプは非常に頭がいい人だと思う。仮に大統領になったとしたら、様々な交渉をする上で一筋縄ではいかないと感じた。著者は共和党関係者であるため、特に四章では戦中の日系人の強制収容の歴史など民主党批判も目立つ。共和党の次世代リーダーたちとの簡単な対談もあり、一章の「減税を求めるアメリカ人のガッツ」も含めて共和党の考え方がよく分かった。減税と財政出動を通じた経済成長は我が国も参考にするべきだろう。2016/04/01
nori
4
Typical propaganda of GOP. However, since there are many anti Trump mass media, this may have role of neutralization. In fact, we may expect progress of Russo-Japan relation, while nikkei225 will try bottom since November, 2012. I hope not his success. 2016/08/07
Mishina Takayuki
1
読了。共和党全米委員会アジア担当による大統領選の記述でトランプ礼賛本に近い。確かに読んでいると実業家として素晴らしい点もあるがマイクを通じてどういう作戦かは知らないが言っていることには賛同しにくい。物事は多方面から探り本質を見極める一貫で読んでみました☺2016/08/06
96sann
1
共和党のアジア顧問の著者がトランプ氏を通して米国の政治をわかり易く解説。中心はもちろん氏だが、大統領選の流れや、共和党と民主党の違いや歴史など、今まで知らなかった知見を得た。ニュースの報道は話題になり易い一つの側面で、本著によりより立体的な見方になっていくのでは。機会提供のトランプ氏に感謝。2016/05/26
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