内容説明
アイドル誌の新米編集者・流星きららは、都内の古い洋館で祖母と二人暮らし。ある朝、目を覚ますと、やけに綺麗な顔の青年が部屋にいた。その正体は、遠い親戚の美大生・流星桜路。亡き祖父の遺言で下宿させることになったと祖母は大喜びだが、きららは年下男子との同居に戸惑いを隠せない。さらに、桜路は「ボクは九尾の狐の子」と不思議なことを口にして……？
目次
第一話 ユーラシアワシミミズクの百々爺
第二話 ジャンガリアンハムスターのジャン子
第三話 ホンドタヌキの狸御前
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
合縁奇縁
120
芸能誌の編集者・流星きららは、都内の古い洋館で祖母と2人暮らし。ところが、ある日目を覚ますと、やけに綺麗な顔の青年が。祖母が居候として迎えた遠い親戚の美術大に通う九尾狐と人間のハーフの美少年流星桜路と、一つ屋根の下で暮らすことになった年上の流星きらら。桜路のきららのことが大好きって気持ちが半端ない。独占欲が強くて、スキンシップやストーカーをしたり。狐の世界の事情や陰陽術も出てきます。桜路は斑の子だから、神通力が使えたり、動物と話せたりと不思議な力を持ってます。悪い野狐には正義の鉄槌！！2021/04/26
もも
52
さらりと読めました。陰陽師的な…もの？ですが、そこまでガッツリしてません。遠い親戚の美大生を家に下宿させることになり、戸惑う主人公のきらら。彼は人と狐の間に生まれた斑子だったーー。さわやか王子のような男の子かと思いきや、しっかり腹黒でしたね。きららを一途に守ろうとしてるのはわかるけど、昔何かあったのかな。きららのお祖父さんとの約束。父親との確執。何か色々ありそうです。続刊が出たら読んでみたいな。2016/09/08
佐島楓
42
少女マンガ全開の展開にわかっているけどやや戸惑う。やはり日本古来のあやかしものは流行しているのだろうか。2016/05/25
よっち
37
都内の古い洋館で祖母と二人暮らしのアイドル誌新米編集者・流星きららが、亡き祖父の遺言で下宿することになった遠い親戚の美大生・流星桜路と一緒に住む物語。外では地味だと自覚する案外乙女趣味なきららが、きららが大好きと本人に公言する九尾の狐の子で年下の桜路に振り回されるストーリーで、あやかし絡みの事件を解決しつつきららのためならと奔走する桜路と、そんな彼のアプローチに自分に自信を持てず戸惑うきららの、縮まりそうでなかなか縮まらない距離感がなかなか良かったと思いました。続きがありそうな雰囲気ですし、次巻にも期待。2016/03/02
ももたろう
35
形代とか物の怪が出てくるけど、桜路くんも動物たちもみんな愛らしくて楽しくてとってもシアワセな気持ちになるお話でした。「紫陽花茶房へよこうそ」の紫音もかわいかったけど、今回の桜路君は年下男子なのでさらにかわいかったです！私も近所のマダム（おばちゃん）になって桜路君にプレゼントしたり愛でたりしたいな～！桜路君がきららの担当するアイドルっていう設定でもおいしかったような気がする（少女マンガになっちゃうかな？でもそういうシチュエーションも好き）早く続きが読みたい！！2016/02/26
