内容説明
ジャズ界の巨匠が放つ文字版・交響組曲全8楽章! 疾風怒濤のジャムセッションの日々から、マル・ウォルドロン、セシル・テイラー、富樫雅彦、今村昌平、赤塚不二夫、タモリ、西江雅之、林英哲、浅川マキなど、各方面の達人との交流エピソード、ジャズとは何かという講演、旅にまつわる面白話まで、リズムにのってどんどんつづるグルーブ感はまさにジャズの即興演奏! 解説・菊地成孔。
【ご購入の前に】
本電子書籍には、紙版で収録されている譜面3点は収録されておりません。あらかじめご了承のうえご購入くださいますよう、お願い申し上げます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
高橋 (犬塚)裕道
6
星4.5。面白かった。書き殴られた小文、中文を集めたものなので凡てが格別の面白さがあったとは言い難い。読み飛ばして良い物もある。しかし全体を見渡せば面白いし、興味深いネタも多い。実際深く興味を持った文は読み返したりした。だから読了までに時間が掛かってしまった。2016/06/28
サーフ
2
作者が様々な媒体で書き記したエッセイやライナーノーツ、講演・受賞コメントが一纏めで収録されており、楽しく読むことが出来た。山下さんの文章は初めて呼んだが、交友のある筒井康隆の影響なのか文体がどこか筒井康隆らしさがあった。(特に「第一楽章」の一番最初の「怒りのノワール」が顕著)。そしてとにかく文章がうまい。一纏めで収録しているため祖父の話が何度も登場し、辟易としてしまう部分もあるがこれは仕方がないのかもしれない。これまでアルバム1枚ぐらいしか山下洋輔作品は聞いてこなかったが、これを期に色々と聞こうかな。2017/11/11
cocobymidinette
2
色々な媒体に掲載された、色々なエッセイを集めたコンピレーションなのだけれど、曲順の妙で一枚のコンセプトアルバムとして読める。この手法をとっていて過去読んで感動したのが、菊地成孔の「歌舞伎町のミッドナイト・フットボール」で、なんだ師匠のコピーかぁ、と思ったら出版は同時期だった。シンクロしているのかさらなる元ネタがあるのか、気になる。その菊地成孔が解説を書いているのだけど、先日の山下洋輔エッセイ初体験で私が思った「踏襲はしているけど、山下・菊地の差は楽器の差では」を彼はナベサダ・山下について論じていて驚いた。2017/04/25
hibimoriSitaro
2
ReaderStore。これまで収録されなかった文章をカテゴリごとに纏めて楽章に見立てた,総体としてはエッセイ本。古い物で1999年。2016/12/04
-
- 電子書籍
- 富士恩愛[歌画集]六段の調べ――仁愛の…