ナプキン・ノート Napkin Notes

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ナプキン・ノート Napkin Notes

  • ISBN:9784777815098

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内容説明

もしも突然、わずか数年の余命宣告を受けたら、
残された時間、あなたは家族のために何をしますか ――?
妻リッサと愛娘エマと暮らすガースは、毎朝娘のお弁当を作るイクメパパ。
お弁当の袋に、「その日のひと言」を書いた紙ナプキンを忍ばせてエマを送り出すのが日課だ。
だが、エマが12歳になった年、ガースに腎臓がんが見つかる。翌年には前立腺がん。さらに腎臓がんも再発……。そしてついに医師より余命宣告を受ける。
彼がエマの高校の卒業式を見届けられる確立は、わずか8%。
この命が尽きるまでに、彼女に伝えたいことをすべて伝えることができないかもしれない……。
ガースは決意する。たとえ自分に何があったとしても、エマが高校を卒業するまで「1日1枚」、
彼からのメッセージを受け取れるようにしておこう、と。
余命宣告を受けた父が紡ぐ、愛する娘へのメッセージ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コンチャン

5
つんくさんの「だから、生きる」に続いて、ガンに冒された著者の物語を読みました。この作品の中で紹介された言葉たちは、どれもシンプルながら深い意味を持つものばかりでふむふむと読ませてもらいました。この作品の大切なことは、ガンだからどうのこうのではなくて、自分の大切な人(ここでは娘)にどれだけ自分の気持ちを伝えることができるか、そういう機会を作ることができるかってところにあるような気がします。子どもを持つ親の立場としても、いろいろと考えさせられる作品でした。2016/01/08

すいれん

2
父と娘の関係が、ある時点で同格になるのが感慨深い。娘は早く大人になろうと…ならざるをえないのかもしれないけど…するし、父は弱みをみせることがでくるようになる。人生のレッスンリストは必見。遺産ってお金や宝石や土地建物だけじゃない。父に愛された自覚のある娘は最強だもの。2016/05/18

菱沼

2
人との縁をあまり大事にしてこなかった私には、「つながる」ということが希望でもあり、また恐怖でもある。太く重苦しいしがらみはいらないけれど、紙ナプキン程度の軽いつながりは持っていてもいいかもしれない。何より、余命宣告を受けて、できるだけ普通の日常を続けようとする筆者の勇気と、スター・ウォーズはやっぱりすごい、ということを思った。筆者と、その家族の毎日ができるだけ長く続くよう祈っている。2016/04/26

こめんぶくぶく

2
4度のガンを患い余命宣告を受けた若き父が、愛する娘に毎日紙ナプキンにメッセージを書き、お弁当の中に入れて送る。娘が高校を卒業するまで「一日一枚」。彼の選ぶ言葉、語る言葉は力強く、温かく心にストレートに響いてくる。そして、大切な家族とのありふれた日々以上にかけがえのないものはないと改めて気づかされた。自分の周りの大事な人たちに心から伝えたいことを「今」伝えたい。2015/10/22

Yuki Endoh

1
すごく素敵な小説。2016/04/23

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