岩波新書<br> ボブ・ディランロックの精霊

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岩波新書
ボブ・ディランロックの精霊

  • 著者名:湯浅学
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 岩波書店(2016/04発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784004314530

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内容説明

ディランの歌は深読みを誘う.聴けば聴くほど憶測をよぶ.意味を問えば問うほど意味が逃げていく.謎多き現代の吟遊詩人.「風に吹かれて」「ライク・ア・ローリングストーン」など,数々の名曲で人びとを魅了しながらも,つねに人びとの理解を超えていく.その人生の足跡と作品の軌跡をたどりながら,幻惑するトリックスターの核心に迫る.

目次

目  次
   はじめに

 第1章 ソング・トゥ・ウディ
  1 ロバート・アレン・ジママン
  2 ボブ・ディランになる
  3 グリニッジ・ヴィレッジ
  4 ウディに捧げる歌

 第2章 ライク・ア・ローリング・ストーン
  1 自分で歌をつくる
  2 ハモンドとグロスマン
  3 時代は変る
  4 変化の胎動
  5 すべてを故郷へ

 第3章 タングルド・アップ・イン・ブルー
  1 くそでかい音でやろう
  2 イメージ解体
  3 決壊前夜
  4 魂の彷徨

 第4章 ライフ・イズ・ハード
  1 終わりのない旅
  2 新たなステージへ
  3 忘れ去られし時

 終章 トゥゲザー・スルー・ライフ
  1 いつまでも同じだと思うなよ
  2 果てしなきディラン道
   あとがき
   参考資料

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いたろう

48
フォークロックの先駆者、ロック界の吟遊詩人、異端児。ノーベル文学賞受賞のニュースに驚かされたボブ・ディランの伝記とその音楽の変遷。これを読むと、フォークギターをエレキに持ち替え、プロテストソングを捨てて、ブーイングの嵐を受けたのも、ディランの中では自然の流れであったと分かる。彼にとって、フォーク、ロック、カントリー、ゴスペルの違いなど大した問題ではなく、大事なのは、その時々で自らをいかに表現するかなのだろう。本書は2013年の発行だが、96年以来ノーベル文学賞の下馬評に上がっているとある。そうだったのか。2016/10/17

akihiko810/アカウント移行中

32
13年刊行。ボブ・ディランの活動の歴史をまとめた本。印象度A  ノーベル文学賞受賞(16年)の前の本。個人的に、ここ最近、ディランに改めてはまり再発見してるので、何冊かディラン関連の本を借りて読んだ。このうちの1冊。 いやー、これは本当に面白かった。ディランは活動時期も長く、一筋縄ではいかない歌手だが。当然停滞期・暗黒期もあって、その時は本気でバンド「グレイトフル・デッド」の一員になりたいと懇願した、という話は聞いていたが本当だったのか。2024/12/19

抹茶モナカ

24
ボブ・ディランの活動の歴史をまとめた新書。自分で自分を変革し続けて来たアーティストだとわかる。ノーベル文学賞受賞者に関する本というより、アーティストとしてのボブ・ディランを捉えた入門書的な本。音楽活動について、主に書かれていて、ボブ・ディランを聴き始めるには、わかりやすい本で嬉しい。2016/12/07

hideo

23
東京に行く新幹線の中での読書。デビュー前の話を読むとフォークからの変節もわかるような気がする。 「激しい雨」までのディランには、時代を語る普遍性があったように思う。ポップスは時代に沿って、音を厚くし、音域を広げ、リズムも複雑になってゆくが、新しいものは1~2年で古いサウンドとなってゆく。しかし、好き嫌いはあろうが1966年にディランが「How dose it feel?」と奏でる音楽はNHKの冒頭歌としても充分時代をとらえている。2015/02/05

林 一歩

19
みうらじゅんと比べると、湯浅氏はディランを客観的に捉えているので、著者が語るディラン評は安心して読むことができる。2014/03/21

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