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内容説明
小・中・高生や大学生が、自ら弁当をつくる「弁当の日」。弁当をつくると、子どもは成長し、家族が変わる――こんな不思議な光景が全国に広がっています。本書は、「弁当の日」を推進する著者が、各地の学校で実際に取り組んだ事例を挙げながら、弁当がもつ驚きのパワーを紹介する一冊。親子が一緒に台所に立つと、会話が増え、子どもの自立を促し、親への感謝の気持ちが湧き上がってくる! ◎(H君のお母さんの作文)最初にお弁当の日が始まったとき、「出勤前の忙しい時間に……」という気持ちが私の中にありました。一回目、おにぎりのみ。二回目、おにぎりと目玉焼きを作って行きました。三回目、先生は「無理しなくておかずはお母さんでもいいよ」と言ってくれたそうですが、「自分で作る。おにぎりと目玉焼きとウィンナー」と答えたそうです。帰ってからは「明日、朝起こしてよ」と言っていました。大人の私は、完璧なお弁当を「お弁当」と思ってしまいがちでしたが、自分で作ることや、一品ずつでも作るおかずが増えたりすることが大切なんだなぁと思いました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サルビア
22
読んでいて、涙が溢れそうな箇所があった。お弁当は、作ってくれる人の愛情が込められているんだなと思う。私も、母の弁当を楽しみにしていました。愛情がこもっていたんだな。お母さん、ありがとう。2016/05/24
fumikaze
4
「弁当力」(PHP文庫)。読んでみて良かった本。私はお弁当どころか、自炊すらろくにしていない。週一でもいいから自炊することから始めたい。自給率がこんなに低いというのも意識していなかった。お弁当で今でも思い出すのは、寄宿舎にいた中高時代、遠足や運動会にクラスメートのおばあ様が大量のおにぎりを作って届けてくれたこと。本当に美味しかったし今でもありがたかったと思う。2016/09/16
ごん
1
「弁当の日」を経験した人たちの文章がよかった。 弁当を作らなくちゃな、という気にはなる。 序盤はなんだか押し付けられてるような気がして、素直に読めなかった。2020/09/26
hana
1
お弁当は愛ですね。我が子たちにも自作させたいと思いましたが…。とりあえずは明日からのお弁当作り、気持ちを新たに頑張れそうな気がします。2017/02/22