労働時間革命 - 残業削減で業績向上!その仕組みがわかる

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労働時間革命 - 残業削減で業績向上!その仕組みがわかる

  • 著者名:小室淑恵
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 毎日新聞出版(2016/04発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784620323725

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内容説明

今や労働時間削減は経営戦略。8カ月間で残業時間が半減。利益も前年比162%にアップした会社も。稼ぐ力を強化したい経営者必読の書! 5年ほど前、著者はある建設系の企業の労使共催の講演会で「働き方改革」をテーマに話をしたところ、質疑応答の時間になると、思いがけないほど強い口調でこう言われた。「うちの会社は今まで、お客様が前日の夜にオーダーしてきても、翌朝までには仕上げるという夜討ち朝駆けで対応することでお客様から選ばれ、現在の売り上げを維持してきた。ワーク・ライフバランスなんていうことを真に受けて実行して、お客様が離れていって業績が落ちたら、あなたは補償してくれるのか?」著者は、問いかける形で次のように応対した。「もしも、お客様が御社の夜討ち朝駆けで対応してくれるということにだけ価値を置いて依頼してくれていたのであれば、確かにオーダーは来なくなるでしょう。でも、お客様が御社を選んでいる理由は技術力の高さだと私は思います。むしろ、その技術力をもっと研鑽して他社に圧倒的な差をつけることで、付加価値勝負の仕事で稼がなくて大丈夫でしょうか? 次々に技術者が育っていくような環境を作れているのでしょうか?」この講演会をきっかけに、著者はこの会社のコンサルティングを手がけることになった。3年半後、取り組み前には6億円だった利益がなんと40億円に伸び、売上高そのものも16%増えた。つまり、長時間労働は「勝つための手段なのだから働き方を変えるなど無理」ではなく、長時間労働は「負けている原因なのだから、今すぐ変えないと永遠に勝てない」のだ。本書では、長時間労働を見直したことで、飛躍的に業績を上げた企業の事例とノウハウを紹介。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sas

27
長時間労働は「勝つための手段なのだから働き方を変えるなど無理」ではなく、長時間労働は「負けている原因なのだから、今すぐ変えないと永遠に勝てない」という言葉は説得力がある。実際に取り組んでいる自治体、企業も紹介されている。驚いたのは愛知県警察本部も取り組んでいること。いつ事件事故が起きるかわからない警察でもできるなら普通の企業ができない訳がない。労働時間削減に取り組んでいる会社の出生率が上がっているのも驚いたが、当然と言えば当然か。いずれにしてもトップが本気で取り組んでいるところが成功しているのだ。2016/10/31

カレー好き

24
ワークライフバランスを再認識。少子高齢化に突き進んでいる日本は構造的に働き方を変える必要があります。ただ、国策により残業時間は悪という今の風習はどうかと思う。タイムカードを早々に押し、スタバにはフラリーマンだらけです。無駄な業務も見直してくれないと。お客様を相手に合わせる仕事を、時間管理されるのは辛い。待機児童が溢れてる都心は、保育士資格があっても過重労働に見合わぬ低待遇で働き手が足りない。女性活躍大賛成ですが、それ有りきの人事におじさんは不貞腐れてます。頭の中と、抜本的な改革しないと日本の未来はない。2018/04/01

魚京童!

20
残業代で稼いでいるから基本の給料あげられますか?それだけの能力ありますか?2016/08/18

Koichiro Minematsu

15
残業時間、労働時間の削減の方が、成果が出る。職員のモチベーションアップにもなり、ワークライフバランスこそが、組織を活性化する。本著でも紹介された年齢層によるピラミッドを、作成してみた。ここ5年間の自社の人の動きが可視化できたのは、課題が明白になった。2017/01/12

ともゆき

11
大事なこと。やっぱりみんなの意識改革が必要。2017/02/25

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