新潮文庫<br> 甦る教室―学級崩壊立て直し請負人―

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新潮文庫
甦る教室―学級崩壊立て直し請負人―

  • 著者名:菊池省三【著】/吉崎エイジーニョ【著】
  • 価格 ¥594(本体¥540)
  • 新潮社(2016/04発売)
  • 真夏も楽しく!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/11)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101203065

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内容説明

北九州の地で荒れたクラスを次々に再建し、教育界の熱い注目を集める「日本一忙しい小学校教師」菊池省三。子どもの瞳に輝きが戻り壊れた教室が甦る、その秘密はどこにあるのか。「ほめ言葉のシャワー」「成長ノート」等の指導法で、自立心と他人を敬う心を育てる「菊池式教育観」に、かつての教え子が迫る。『学級崩壊立て直し請負人 大人と子どもで取り組む「言葉」教育革命』改題。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chimako

86
考えることはたくさんある。ドキッとする言葉もあちこちにある。確かになぁ とうなる実践も紹介されている。が、どうも腑に落ちない。共感することも多く、付箋紙は20ヶ所以上。なのに何故モヤモヤするのか。………実際に図書館に対する暴力を経験した身には、先生が語られる成功例が“絵に描いた餅”ように感じられてしまう。誰もが菊地先生にはなれない。同じレシピで料理を造っても同じ味にならないように。今、学校は難しい問題が山積みである。将来の展望など持てない親も子も多い。褒め言葉のシャワーを欲しいのは大人の方かもしれない。2016/05/23

ころりんぱ

54
公立の学校は特にいろいろな家庭の子が混ぜこぜでクラスができていて、いわゆる常識、いわゆる当たり前が通じないことが多々あることは、常々思ってきたことです。だから今時の先生方のクラスの運営の苦労は相当なものだと思います。集団として機能させつつ、個々の子どもたちの良いところを伸ばすための様々な取り組み、さすがメディアでたくさん取り上げられるだけのことはあるなと感心しました。私は保護者として、子どもにどう育って欲しいかという軸を改めて確認しつつ、励もうと思います。公を意識するって大事だと思いました。2015/12/20

佐島楓

51
今の子どもたちは心の感度が弱くなっているのだろうか。時代による子どもの変化。教師の側も変わっていかねばならない。教育に関心のある方に、ご一読をおすすめする。2016/01/10

きいち

30
こんな先生もいはったんかぁ。日本の学校の世界って、こうやって個人で突出した先生が出て、その人に個人的に次の世代が教わっていく、そういう素敵な個のつながりができてるなあ、と思う。価値の変動や中間集団の崩壊が起こっても、なんだかんだ言ってちゃんとみんなそれなりの言葉の力を持ち安定的な社会を作れてるのは、仕組みじゃない、個の努力の集積。仕組みをいうのなら、必要なのは、型にはめるんじゃなく彼ら彼女らを支える仕組みだ。◇「書くこと」の価値。自分自身と対話する力、外の世界へとつながる力。まさに、身につけられるスキル。2015/12/23

よしけにすと

7
とにかく素晴らしいの一言。子供が学ぶべきこと=大人が必要なこと、である以上、どんなことを子供に教育しているのか知ることを通じて、大人として必要なことが何かを改めて知らされました。また個人的に一番うれしかったのは、例え地方に住んでいても、意識を高く持てばトップクラスの能力を持つことが出来るということを、教えてくださったことです。絶対再読してできる限り血肉にしたいと思います。2015/11/29

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