ブルーバックス<br> DNA複製の謎に迫る 正確さといい加減さが共存する不思議ワールド

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ブルーバックス
DNA複製の謎に迫る 正確さといい加減さが共存する不思議ワールド

  • 著者名:武村政春【著】
  • 価格 ¥946(本体¥860)
  • 講談社(2016/04発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062574778

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内容説明

DNA複製とは一体どういう反応なのだろうか? 私たちの体の細胞が分裂するとき、細胞の中では必ず、DNAが複製される。生命現象の根幹を担うこの反応は、一糸乱れぬ正確さで行われると考えられがちだが、じつは思った以上に不完全で、結構“いい加減”なのである。なんともユニークで“人間くさい”複製のしくみを知れば、「えぇっ!?こんなふうにやってるの!」と驚きの声を上げられるに違いない。

目次

はじめに
第1章 複製はこうして始まる
第2章 DNAポリメラーゼはいかにはたらくか
第3章 DNAポリメラーゼはいかに間違うか
第4章 片足を上げるDNA
第5章 複製はこうして終わる
第6章 複製外伝
おわりに
参考図書

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

19
#説明歌 DNA複製誤ポリメラーゼリーディング鎖ラギング鎖2017/08/27

テイネハイランド

14
2005年初版。日進月歩のバイオ業界において10年前の書籍は情報媒体としては古すぎますが、その点を差し引いても、興味深い内容。からくり人形を分解して中の仕掛けを探るかのように、この本では、生物の中でも重要な「遺伝子複製」のメカニズムについて、門外漢の人間でもおおまかなイメージをつかめるようになっています(P.138:片足を上げるDNA)。ポリメラーゼ、ラギング鎖、岡崎フラグメント、テロメアと耳慣れない用語が出てきましたが、別の本を読んでこの分野のより深い知見を得てみたいといい刺激を受けたように思います。2017/02/20

オブ犬

2
10年近く前に読んで以来の再読。DNAの複製の中心となるDNAポリメラーゼの働きの正確さといい加減さを詳しく描いている。細かいプロセスまで描いているが、説明がとても分かりやすく読んでいて面白い。研究途上の分野だからか、これこれはよく分かっていないというのが多いのと、ポリメラーゼの働きのあたりしか説明していないのでDNA複製の全体像はこれ1冊では分からないのが残念と言えば残念だが、そういう本なのだから仕方がない。著者の他の本も読んでみたい。2014/07/05

春色

1
DNAの複製という生体内で毎日起こっているのに、その癖に完璧に解明されてはいない現象についてかなり突っ込んで書かれた一冊。遺伝子学の素地がないと読み切ることは難しいやも。……でもこの分野は日進月歩だし、今となっては無理して読む必要もないかな。

とらい

0
「DNAの複製が好い加減」であることはよく分かる。比喩が澤山混じへてあるので色々あるポリメラーゼの種類がすっと頭にはひってきた。しかし、研究途中の分野と云ふこともあって内容はわかりづらいと思ふ。何度も讀みかへしてしまった。2011/10/31

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