小学館新書<br> コンビニ店長の残酷日記(小学館新書)

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小学館新書
コンビニ店長の残酷日記(小学館新書)

  • 著者名:三宮貞雄【著】
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • 小学館(2016/04発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784098252527

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内容説明

驚くべきコンビニの内幕と人間模様を大公開。

 日本全国に5万店以上あり、原則24時間、365日営業で飲食料品はもちろん、日用品からペットのエサまで必要なものは大抵揃う。各種サービスも豊富で、もはや、コンビニなしの生活など考えられない。
 ただ、その分、従業員への負担は増える。多忙な上に次々と登場する新サービスのマニュアルをすべて覚えるのは至難の業だ。その中でもひときわツライ立場にいるのが店長(オーナー)だ。最近ではアルバイトも集まらず、その分、店に出る時間は長くなる。独立した経営者という立場のため、当然、残業代なんていうものは出ない。人件費を浮かせるために奥さんに頼み込んでシフトに入ってもらうのは当たり前だ。
 意外と知られていないが、店頭で売っているおでんやコロッケなどの揚げ物などには「ノルマ」があり、その数字を達成するために自腹を切って、その数字を達成させたりする店もある。そこまでするのは、本部チェーンからやる気がないと見なされて「契約解除」を通告される怖れがあるからだ。
 そんなコンビニ店長の哀愁漂う「日記」には、知られざる内情がたっぷりと詰まっている。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あすなろ

113
ウチの奥様がコンビニ店員に最近怒っていた。コンビニの端末で分からないことを聞いたら対応が悪いと。しかし、この本を読めばその理由が分かる。現在、コンビニ店員程、数多くのサービスを抱えている職がどれだけあるか?ナルホド、覚えられないだろう。しかもそれをバイトでも覚えていなくてはならないのだ。その他、売上高−売上原価でなく純売上原価を使う意味やら、オーナーのA・B・C経営方式等、身近で我々の社会に最早なくてはならなくなったこのコンビニというインフラのことを考えるキッカケとなる興味深い本であった。2016/12/29

かわうそ

80
★★★☆☆看板のコンセントを抜いてスマホを充電する人レジの前のチョコを試食品だと思って食う女性、何も買わずトイレある?と聞いてくる人、1日目3回はトイレを借りに来る人など困った客の話は面白かった。つくづくコンビニは大変なんだなと思う。2016/09/28

kinkin

77
コンビニは今、全国で五万店以上あるそうだ。近所にもコンビニ街道のようなところがある。いったいそんなにあっても儲かるのかと考えたことがある。儲かるのはコンビニの本社であって店自体は儲からないというよりも24時間絶えず店を営業してどうにか食べていけるレベルのようだ。この本はそんなコンビニの店長がその「サービス」とその過剰さのあまり店で起きている実態や珍客、迷惑客、コンビニ会計のカラクリなどを書いている。ただ著者が本当に一人で書いたものか集めた話を構成したものかは不明。コンビニの実態を知るにはよいかも。図書館本2016/07/05

yomineko@鬼畜ヴィタリにゃん💗

71
もう、本当に大変そうで💦💦💦経済学部ご出身という事で数字に強く、細かく分析しておられるのが素晴らしいです✨コンビニにたまに、いや、よく出没するどうしようもないお客。売れないのに商品をゴリ押しして来るスーパーバイザーに怒りを覚えます。私は旅行に行った時しかコンビニを使わないのですが、これからはもっと利用しよう!という気持ちにさせてくれました。体を壊さない様に、と願うばかりです。アーメン。。。2021/11/27

したっぱ店員

61
コンビニバイト経験有りなので興味深く手に取る。タイトル「残酷」から想像されるような厳しく辛い話ばかりでなくてほっとした。著者のやわらかい人柄が伝わるような文章で、この店長の元でならスタッフも働きやすいのでは。一番興味深かったのはフランチャイズシステムのぼったくりが凄いというところ。「残酷」なのはその部分。ハードな仕事に比する報酬をきちんとあげて欲しい。2016/06/20

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