迷宮百年の睡魔

著者名：スズキユカ【画】/森博嗣【作】

幻冬舎コミックス（2016/04発売）

• ISBN：9784344811126

内容説明

約800年前に建設され、島の周囲の森が一夜にして海と化したという伝説を持つ島、イル・サン・ジャック。アキラの足跡を辿り、この島にサエバ・ミチルとウォーカロンのロイディが訪れた日の夜、砂で描かれた曼茶羅の中央で僧侶の首なし死体が発見された。ミチルが犯人と疑われるが……。僧侶を殺した真犯人は？ そして頭部はどこに持ち去られたのか――!?　森博嗣の女王シリーズ・ビジュアル化第2弾!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ぺぱごじら]

この作品はビジュアルよりも『概念』がキーになっていた物語なので、ロイディや女王との会話部分をどのくらい盛り上げられる絵になっているかが大事だなと考えて読みました。デボウ、メグツシュカのビジュアルはとても大切なポイントだったので、大満足です。こうなるとまた文章を読み返したくなります。『百年シリーズ』は難解なので、サブテキスト的なコミカライズは有難い(笑)。2015-192

2015/11/29

[十六夜（いざよい）]

後書きにカットした部分があると書いていましたが、特に気になる事もなく独特の世界観を楽しめました。

2019/05/19

[佐島楓]

硬質な絵が印象的な詩的世界。ウォーカロンはもっとメカメカしい形状を想像していたので戸惑った。

2012/08/01

[パグレオン改めトニカマ坊や]

絵で読める快感。穢れなき倒錯。不思議な感覚とともに。

2015/07/20

[エリ]

百年シリーズ漫画化第二弾。こちらも、原作の森ワールドは破壊されていない。ただ…原作がかなり濃く、印象的だったためか、展開が早すぎる気がして少し残念。もっとガッツリ、スズキユカ氏の絵で森ワールドを楽しみたかった。しかし、メグツシュカが怖い(笑)

2013/04/10