SB新書<br> 下流中年 一億総貧困化の行方

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紙書籍版価格 ¥880
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SB新書
下流中年 一億総貧困化の行方

  • ISBN:9784797386578

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内容説明

◆介護離職、非正規スパイラル、引きこもり、ワーキングプア……他人ごとではない中年のリアルな危機!
◆巻頭対談:雨宮処凛氏×萱野稔人氏
『「生きづらさ」について』から8年、「生きづらさ」はどう変わったか
◆「ロスジェネ世代」はどこに行ったのか?
団塊ジュニア世代(71年~74年生まれを中心に前後数年の間に生まれた世代)は、
就職氷河期と重なり、「ロスジェネ」と呼ばれたが、彼らは今や40歳を超える中年となった。
「中年フリーター:氷河期の非正社員ら、歯止めかからず273万人に」というニュースが流れたが、
まさに彼らが非正規労働を続けざるを得ず、新たな問題となっている。
◆人は、どのようにして社会のレールから転落するのか。
また、這い上がるためのスキルとは、どのようなものなのか
◆いまは社会に関わりを持てている“働き盛りの”中年世代であっても、
突然、転落するかもしれないリスクは誰もが持っている。
それどころか、真面目で、他人の痛みを理解できる優しい人ほど“社会のレール”から外れやすく、
抜けられなくなることが多い。
1日に10時間以上働いても、月に10万円余りにしかならない実態にあえいでいる働き盛りの世代も多い。
職場で苦しみ孤立する人がいても、かつての会社が家族のように守ってくれた終身雇用の時代と違い、
激しい商品開発競争の中で、上司も同僚も自分のノルマに追われる。
職場で我慢していても支援などの相談窓口へ行っても、気合論や精神論ばかり説かれて、
「しんどい」などと弱音を見せると、精神科への受診を勧められる。
若年者や高齢者と違って、働き盛りとみなされる中高年世代には、
セーフティーネットがほとんど用意されていないことも、
こうした“地獄”からいつまでも抜けられなくなる要因にもなっている。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

53
非正規4割の4タイプ:①学生バイト層、②主婦層、③中年フリーター層、④セカンドキャリア層(4頁)。私は③。ただ毎日理不尽で不愉快な毎日ではある。あらゆる対策は手遅れ(22頁~)。あらゆる対策は手遅れ(22頁~)。雨宮氏:ピケティ提唱の資産課税強化は日本でもやるべき(51頁)というのは同感。自己責任論が至る未来で、結局何が問題か?(88頁~)赤城氏が憂えるのは、本来、社会責任とすべきことを自己責任にしていること。自己責任と言っておけば好都合な連中がいるからである。不愉快な連中だ。2016/06/05

ゆにこ

48
裕福な高齢者の年金を減らす案が出ていたけど、政治家は裕福な高齢者だし、権力があり彼らを支援しているのも同じ層。まず実現しないだろう。これから良くなる兆しが見えないから消費より貯蓄になるよね。2016/05/31

Babachan.com

44
悲惨というのが読んで一番の感想です。氷河期世代も中年層に差し掛かり、非難されても同情されない状況が浮き彫りになっています。最後の12人の下流中年のリアルは、いつ誰に降り掛かるか分からない恐怖感を刺激します。下流貧困関連で思うのは、親が暴力的、アルコール依存、ネグレクトだったりした背景が多い事。子供の人生は子供が勿論、決める事ですが少なくても自分達の教育で子供に暗い背景を負わせない様にしようと思うのでした。2016/07/08

カザリ

40
あと10年以内に戦争か革命がおきるんじゃないかと思わせる現実。 みなが助け合う社会にならないとな。 貧困と孤独は身につまされる内容で心に響いた。がんばれば報われる社会になるには、切り捨てがおこなわれるだろうと予見される。おそらくは、高齢者だろう。2016/05/08

さら

31
未来に希望が持てない、何となくそういう雰囲気が定着しつつあります。本書を読んで更に今後どうなっていくのだろうと、不安に思いました。誰もが貧困に陥る可能性があり、それは個人の頑張りだけでは解消できないところまできています。当たり前に働けば生きていける、そういう時代ではなくなってきているようです。 ではどうしたら良いのか。それを皆で考えていかないといけないのです。2016/10/31

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