ハヤカワ・ミステリ文庫<br> ブラウン神父の無垢なる事件簿

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ハヤカワ・ミステリ文庫
ブラウン神父の無垢なる事件簿

  • 著者名:GKチェスタートン【著】/田口俊樹【訳】
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 早川書房(2016/03発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784151817014

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内容説明

〈創立70周年記念作品〉茹で団子のような丸い顔に小さな体、手にはこうもり傘を持ち、シャベル帽をかぶった神父が、その外見からは想像もつかない鋭い推理を繰り出し、次々と難事件を解決していく! ホームズものと人気を分けるブラウン神父の傑作短篇シリーズが鮮やかな新訳で甦る。「秘密の庭園」「アポロの眼」など、全十二篇を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

k5

60
古典ミステリフェア① かつて創元推理文庫版を読んでいたのですが、こんなに魅力的な小説だとわかってなかったな。知的で心優しく、なによりも皮肉屋のブラウン神父は好みのキャラクターですし、充実したトリックは驚きというより納得のカタルシスをもたらせてくれます。フランボーの存在で活劇の要素もあるし、夢中になって読みました。そんなわけで古典ミステリの魅力をしばらく探ってみようと思います。2025/08/04

おか

58
テレビでよく観ているシリーズ物の第1弾短編集。「青い十字架」「秘密の庭園」「奇妙な足音」「飛ぶ星」「透明人間」「イズレイル・ガウの誉れ」「まちがった形」「サラディン公爵の罪」「神の鉄槌」「アポロの眼」「折れた剣の看板」「三つの凶器」まぁ ブラウン神父のちょっともたもたした感じはよくでているが 最初の方は イラッとするくらいもたもたしている(笑)最後の「三つの凶器」でやっと普通のもたもた感になった(笑)ブラウン神父はやはり神父だけあって 解決はなんか暖かいなぁって思う。又新たなシリーズ物に手を出した💦2019/03/19

yumiha

40
『儚い羊たちの祝宴』(米澤穂信)で知った「イズレイル・ガウの誉れ」を収録。「奇妙でゆがんだ誠実の物語」(P216)を書きたくて、米澤穂信が「玉野五十鈴の誉れ」を書いたのだと思った。さて、本書のブラウン神父は、ゴブリンのような全くさえない神父。でも、現場の状況から適切に推理を進める。また、大上段に正儀を振りかざさないし、ただ真実を明らかにするだけなのも好ましい。相棒となったフランボーにも、もう少し活躍の場がほしいと思ったのは、贅沢な望み?2019/03/27

geshi

36
題名に様々なヴァリエーションがあるが「無垢」が一番しっくりくる。100年前の作品なのに古びた感が無く、ブラウン神父のキャラクターの希薄さも含めて普遍性のある読み継がれる作品。文章は綺麗なんだけど持って回っていて眠くなってしまうし、実際何度か寝落ちしてしまった。 『透明人間』はあのトリックの嚆矢にして手掛かりの出し方がフェア。ブラウン神父の突飛な言葉が理に落ちるカタルシス。『秘密の庭園』は定番トリックの原初+シリーズものでしかできない叙述トリックの合わせ技に舌を巻く。2016/06/09

Small World

34
個人の読書としてはイノセンスつながりで、本書を読了です。童心やら無知やら、様々なタイトルがある本書ですが、読んでみると、たしかに適当な言葉を当てはめるのは難しい感じです。ミステリーの古典らしい短編集なんですが、きっと、この人がブラウン神父の相棒役を務めるのかなと思った人が……………あれっ‼、で、こっちが相棒役に‼‼ って、はじめの方で驚かされました。(笑)2016/11/03

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