内容説明
政治改革と金権体質打破を呼号しては国民に一瞬の希望と深刻な幻滅を与えた数々の「新党」。離合集散は政界の常とはいえ、その姿はあまりにも哀しい。総選挙で小泉自民党が圧勝した今こそ、個々の政治家の過去の軌跡を検証する必要がある。新自由クラブから国民新党まで、永田町を舞台の愛憎劇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちょーのすけ
3
何かと評判が悪い自民党の二階さん。小沢一郎側近だったはずがいつの間にか自民に戻り、そしてまたいつの間にか自民党の最高実力者となっているのが不思議。その謎の答えは書かれてませんけれど(2005年出版の本だから)、小沢一郎がろくでもない人間だということはよくわかった。2021/11/06
kinupon
1
本書が書かれた8年前と、ほとんど何も変わっていない今の日本の政治体制がある。歴史は同じことの繰り返しと言うことがわかる。2013/01/02
南註亭
1
確認したいことがあったので再読。やはり政治をここまで混乱させた淵源は武村と村山だったということが再確認できた。この2人のなんでもありが後の小泉につながったということだろう。あと292ページに掲載されている野田佳彦のアホな写真は貴重である。古本屋で105円で見つけたら買ってもいいが、定価で買うほどの本ではない。2012/04/01
うたまる
1
著者は、河野洋平、細川護煕、武村正義、小沢一郎ら新党の旗手たちが、トップリーダーとしての資質に欠けたと分析するが、これはもちろん結果を見てからの後付け。また純粋な理想追求でなく、政治の世界独自の権力欲や名誉欲が大きく絡んでいた、というのも一般社会と同じ。しかし、よく整理してあるので、一つ気付かされた事がある。このような政治のダイナミズムは常に、改革を訴える革新陣営からではなく、本来守旧派であるはずの保守陣営からのみ起こっているということ。何やってんの左は?2012/02/02
南註亭
0
保守政党の離合集散について書かれた本。個々のケースだけでもそれぞれ1冊の本になるのだが、それを文庫本1冊に凝縮するには少し無理があった。詳しく知りたければ大下英治の一連の作品を読んだほうがいい。それでも本書だけの記述もあり、それなりに参考にはなった。2005/12/02
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