内容説明
日本の学校で自分を異質だと感じていた少女が、高校を中退して全額奨学金を得て留学。挫折体験と、世界の教育格差を目の当たりにしたことから、日本初の「チェンジメーカーを育てる全寮制国際高校」をつくる夢に出会う。厚い壁にぶつかりながらも多くの人を巻き込み助けられ、ISAK設立するまでの軌跡を描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
s-kozy
102
現在1期生と2期生を抱えるISAKは非常にユニークな学校です。日本初の全寮制のインターナショナルスクールであると同時に日本の学校教育法で規定する高校でもあります。一学年の定員は50名、その内の日本人枠は3割の15名。後は世界中、特にアジアの様々な国・地域から生徒を受け入れ、多様性のある中で生徒達の学びを促します。保護者の経済状態に応じて真の意味での(返済不要の)奨学金が支給されるので誰にでも入学への道が開かれております。本書はこの奇跡のような学校の設立までの経緯と設立のために中心的役割を(続く)2016/04/04
ぶんこ
42
「信念岩をも通す」という、まさに信念の人。正しいと信じた事には猪突猛進。そして人を信じきる心の大きさに感動しました。人は自分を信じ切っている人を見分け、感謝し、協力したくなりますよね。信じてもらえるという事の嬉しさを、多くの人々が感じたからこそ、大きな力となって夢が実現したと思えました。また新たに学校を立ち上げ、運営する事の難しさを、とても分かり易く書かれていたので、巷を騒がせている学校問題の一面が見えたような気がしました。行政も悪い面ばかりではなく、意気に感ずると頑張るのだと分かったのも嬉しい。2017/03/31
徳浄さん
29
図書館本。読み友さんお薦めで借りてきました。近くの図書館には無く県立から。読めて良かった。こんな人が実在するんですね。テレビは見なかったけど十分新規に学校を作る大変さが伝わってきました。それも全寮制の1条校で、全世界から生徒を募集する。教師も全世界から。りんさんの願いはスラムをなくすこと。スラムで暮らす子供にも教育が必要。りんさんのように世界のために何かをしたい人を作ることがいずれはその目標に通ずるのでしょう。気が長いようですがそれが一番近道なのかもしれないと、啓蒙された一冊。もっと知りたくなった。2017/02/18
にゃんた
19
不勉強なので読メで初めて彼女の存在、そしてISAK(日本初の全寮制インターナショナル高校)の存在を知ったのだが、ISAK設立に関わる以前の彼女の生きてきた道だけでもまず圧倒され感動するのに、その学校設立へのパワーと言ったら、すごいものだった。多様なバックグラウンドを持つ子どもたち、経済的に恵まれない子にもに大きく門戸を開き、社会のあらゆる場所でそこに生きるひとたちのために新しい何かを生み出せる人間、世界を変える人材を育てるという理念のインターナショナルスクール。もし若かったら、是非そこに在籍してみたかった2018/07/30
フーシェ
18
★★★★☆日本初の全寮制国際高校を立ち上げた小林りんさんの話。素晴らしい理想を実現するため頑張って欲しい。子どもをこの学校に行かせたくなる。2017/03/17
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