内容説明
29歳を迎えた真緒の日々は、ブルー一色。年下の男との恋は遊びに終わり、結婚に逃げ道を求め見合いをしても見事に失敗。その上、会社ではリストラの対象にされて。恋も仕事も、すべてが中途半端。そんな真緒の背中を押すのが3度の離婚を乗り越え今また新たな恋に燃える母と、シングルマザーの道を選ぶ大学時代の友人さつき。30の大台を目前に、自分の足で一歩を踏み出そうとする真緒の一年。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mmts(マミタス)
67
女性ならばきっと感情移入しやすく共感することは多いかもしれません。女性特有の感情として二十九歳には色々なこだわりがあるものだと言えるのではないでしょうか。いわゆる三十路の三十歳にもそれなりに覚悟はするものかもしれません。主人公はそんな等身大の二十九歳の女性でした。仕事や恋愛に喜怒哀楽のこだわりを感じながら一生懸命でした。そんな主人公を通して女性は年齢を重ねることが素晴らしいものだと気付きました。この小説は多くの女性にオススメしたいと思いました。私自身が二十九歳なのでこの出会いには感謝しました。2016/12/11
佐島楓
21
29歳の女性たちの生き様を描いているようで、実は母子関係も描いている。唯川さんの小説で、初めて泣いてしまった。この年齢にさしかかった女性におすすめです。とても清々しいです。2012/12/01
ソラ
15
内容(「BOOK」データベースより) 29歳を迎えた真緒の日々は、ブルー一色。年下の男との恋は遊びに終わり、結婚に逃げ道を求め見合いをしても見事に失敗。その上、会社ではリストラの対象にされて。恋も仕事も、すべてが中途半端。そんな真緒の背中を押すのが3度の離婚を乗り越え今また新たな恋に燃える母と、シングルマザーの道を選ぶ大学時代の友人さつき。30の大台を目前に、自分の足で一歩を踏み出そうとする真緒の一年。2010/08/05
なべさん
11
29歳を迎えて30歳になることに焦る真緒。仕事も恋愛も中途半端で結局何もなく不安でいる主人公が、自分と重なる。境遇が同じで途中苦しくて読むのを辞めたくなったけど、最後まで読めて良かった。主人公と違い私はどうこれから歩もうか。2017/07/19
kaizen@名古屋de朝活読書会
11
解説は吉田伸子。 唯川恵の作品「肩越しの恋人」が直木賞を受賞した記述がある。 「29's イブの憂鬱」を文庫版で「イヴの憂鬱」と改題している。 29歳の目覚めから30歳の朝まで。 え,これが1年なのというくらい,めまぐるしい。 著者も20代後半で転職をした経験があるらしく,転職の描写が現実味がある。 あるときには、どうしても,足元を見てしまう傾向があるのかもしれない。 なにかのきっかけで前を向けると良いことが分かる。 著者は体育会系とどこかの後書きに書いていた。 切替ができる能力がすばらしい。 2013/02/16
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