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内容説明
麻雀は東南西北の順番で回っていて、勝っても負けてもまた自分に返ってくればいいという感覚で打つものだという。点では考えないのだ。感情も同じで、マイナスの感情に強くとらわれたときは、プラスの感情と円でつながっている感覚をもてばいい。苦しさの反対には楽、悲しみの反対には喜び、不安の反対には確信がある。そうやって感情を重ねていくと円が描けるというわけだ。つまり、いつまでもマイナス感情が続くわけではない。同じように、プラスの感情も続かないようになっている。悲しみに浸りすぎても、喜びに浸りすぎてもよくない。感情に振り回されずに、力みを抜くコツはここにある。湧き上がっては消えていく、この感情とはいかなるものか。どのようにバランスをとればよいか。自分の力をじゅうぶんに発揮するにはどのような方法があるのか。「二十年間無敗の伝説を持つ雀士」といわれる著者が、自らの経験のなかから生まれた言葉でじっくり語った一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マエダ
62
どこか人工的な匂いがする昨今の人の感情に警笛を鳴らす一冊。桜井氏はメディアにより勝負師や雀鬼のイメージが強いが本書を読むと人間味のある人物であることが分かる。2020/02/21
ムーミン
17
「サウダージ」「共感能力」強さは自然に近い感情の在り方にあるのかな。2021/10/02
mat
2
心の持ち方についての具体的な言葉がすごく参考になる。 歳を重ねるごとに仙人のような感じがする。2016/06/07
YK
1
雀鬼、勝負師と言われる著者が考える感情、心の在り方は「自然であること」。しかし実際には、社会生活において自分の感情を剥き出しにして生きることの難しさを感じる。2020/03/15
多読多量連投が日課だった
1
なるほどって感じだ2017/05/30