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内容説明
りっちゃんは、3さいのおんなのこです。ママのまねっこがだいすき。りっちゃんは、ママのお手伝いで牛乳を運びます。ところが、バタバタいそいで運ぶので、牛乳がこぼれてしまいます。「あら あら……そっと 運ばないと……」「はぁい……」今度は、猫のミーにミルクをあげましょう。「りっちゃん、ミー どこに いるかな?」「りっちゃんが つれてくるー!」ところが、ギュッと捕まえるので、逃げられてしまいました。「あら あら……そっと だっこしないと……」「はぁい……」そんな失敗続きのりっちゃんですが、日々を通して“そっと”が上手になっていきます。赤ちゃんに触るときは、“そっと”。シャボン玉をふく時も、“そっと”。できなかったことができるようになっていくりっちゃんの成長と、それを見守るママのあたたかな空気が伝わってきます。『ちょっとだけ』(福音館書店)の作者が描くやさしい一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Smileえっちゃん
46
パステルカラーの優しい絵に手にした図書館本。 3歳の女の子のおはなしです。ママのようにいろいろやってみたいことがいっぱい!だけど力加減が解からず失敗ばかり・・・「そ~っとね」それを見守る優しいママの顔、リっちゃんの表情や髪の毛がかわいい! 優しさあふれる絵本です。まるやまあやこさんだったんですね。2016/07/17
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40
初版2016年。ちょうどこの女の子くらいの年齢のときは、お母さんがやっていることを、自分も同じようにやってみたい。でも、できない。そんな繰り返しがよく起きます。力を入れ過ぎてしまって、失敗することも多々。でも、少しずつ、力を調整できるようになって、コツがわかって、いろんなことができるようになる。「そっと」この気持ちって、いろいろなところで大切ですね。改めて実感しました。2016/03/08
anne@灯れ松明の火
28
新着棚で。瀧村さんに惹かれて。3歳のりっちゃん。やってみたいことがいっぱいだけれど、力加減がわからず、失敗もいっぱい。でも、ママがそっと優しく教えてくれるから、ちゃーんと成功するよ。子育て経験者だからこそ書ける作品だなあと思う。まるやまあやこさんの絵も優しくて、素敵。2016/04/04
カナ@バンバンビガロ
10
力加減が不器用なうちの娘の小さいころを思い出した。その頃の私は、このママのように、やさしくふんわりと教えてあげられただろうか…。こんなふうに寄り添えるやさしいママであっただろうか…。などと、若干の後悔の念を抱きつつ、この絵本の絵のふんわりしたタッチに癒されました。2018/04/10
なかちゅう
9
3才のりっちゃん、ママのまねっこ大好きだけど、まだ力加減がわからない。「そっとね」お母さんが教える〝そっと″の力加減の絶妙さ。こんな風に小さい子に接することができたら最高だなぁと思える絵本でした。2016/03/23