金満家の憂鬱

著者名：ＶＩＣＨＯＳ．Ｋ．玉川【著】

幻冬舎メディアコンサルティング（2016/03発売）

• ISBN：9784344974197

内容説明

「金満家」はどうしたって金が増えていく。ほっといても不条理に、ガン細胞みたいに金が増える。そのせいで、静かに普通の生活をしたくたって、簡単にはできないのだ。あふれ出る金をどうやって減らすか、毎日毎日来る日も来る日も頭を悩ませ、仕事の後に夜中まで汗水たらして金を減らす……。はたして、お金に苦しめられた金満家の運命やいかに―――

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[torami]

くっっっだらないけど面白い！ 毎月届く300億の現金をどう使うかに悩まされる男の話。これは一族の宿命であり、彼の運命なのである。 あの手この手でお金を浪費しようとする様子は一周回ってストイック。お金の使い方にも彼なりのモラルと誇りと事情があるため、テキトーな浪費ではならないのだ。しかも、運よく(運悪く?)お金は返ってくるからたちが悪い。 細かいことを気にしなければこんなにおもろい本もない。コスパの悪さを追求するのも大変だ。

2018/04/07

[yuzyuz_k]

この読後感。 どうしようもないくだらなさは必要かもと前向きに捉えてみた。

2016/03/14