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内容説明
世のママたちは、24時間ブラック企業にいるようなもの!? 「母乳じゃなきゃダメ」をはじめとする育児の常識、電車やレストランでの子どもへの冷たい視線。ママたちが幸せになるために考えたい、子育て界の諸問題を、するどく考えるエッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Lwsika
26
息子は3ヶ月から哺乳瓶を嫌がるようになり、出の少ない母乳を増やすのにハーブティーを飲んだりと大変だった。一方同じ頃に出産した友人は最初からミルクで、私が1時間おきに起こされてヘロヘロのとき、旦那さんが夜ミルクをあげてくれるからぐっすり眠れるの、と言われ実は羨ましかった。この本をもっと早く読んでいたら世間一般的に見てよりよい完璧な育児、と思われている育児が果たしてそうなのか?という視点から、心に少し余裕が持てたかもしれない。これから初めて子育てするママに、頑張りすぎなくていいんだよ、という意味でオススメ。2016/03/13
アイアイ
21
将来年金や税金を払うことになる子供を税金を払いながら育てているのに、肩身の狭い世間からのバッシングがある。子供を悪くいう事で大人同士のコミュニティを円滑にする悪しき国土。日本の社会は母親と子供にとってなんと生き難いのかと思う。 母乳神話なくてもいいじゃん。▽図書館 2016/05/17
こかち
12
タイトルは育児書みたいですが、それだけではない本!私は育児未経験ですが、著者の考えには非常に共感します(言い過ぎでしょ…と思うところもありますが)。「窮屈JAPAN」という項の、電車内で子供の声がうるさいときの親のプレッシャー、私はちゃんと叱ってます、というアピール、同じ迷惑でも汗べちょべちょのおやじはなぜ謙虚じゃないのか… 等。常識に食ってかかる文章が痛快。でも、この本は「その常識、考え直してみませんか?」と言いたくなる対象の人は読まないだろうなぁ。いろんな立場の人が読んだらいいと思うけどなぁ。2017/01/05
Humbaba
12
子育てはひじょうに多くのエネルギーを必要とする。そのため、今までやってきたことを維持しつつ、更に加えて子育ても完璧にこなそうと思っても到底実現不可能である。様々な情報が溢れているが、それらに振り回されずに自分にとって必要なものを見つけてそれ以外を諦めるほうがずっと生きやすいだろう。2016/03/13
柊
12
確かに日本は「ママ」が生きにくい国なんだと感じます。その中で赤ちゃんを生んで育てた世のお母さん方には尊敬です!ただ、男女格差に対する考えは少し大袈裟かなとも…私も女ですがあまり共感出来ませんでした。気にしすぎというか、卑屈になりすぎな気もします。だけど、私も社会に出れば、母親になれば、男女差を感じる場面が増えるのかな。2016/02/28