内容説明
時は江戸、蘭方医の卵・栗木菊之助と、その幼馴染でこの世ならぬ存在が見える美江は、博覧強記だが正体不明の稲毛外羅先生の下で、『大江戸妖怪事典』の完成を目指すことに。妖怪が関わる不思議な事件を、二人は霊獣「お咲」とともに解決しながら、その妖怪を“収集”していく。ところが、菊之助と美江の行く手に、いかにも怪しげな男女が現われて邪魔をしはじめる。彼らの目的は何なのか。そして、その背後にいるのは……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陽ちゃん
4
随分前に買って積ん読してました。管狐の“おさき”って、どこかで読んだ気もしますが…欲しい!因妖怪事典というからには3人?の妖怪だけではないと思うのですが、続くのかしら?2019/04/09
王蠱
4
妖怪小説としても歴史小説としてもあまりに陳腐。キャラから物語運びから全要素が期待してたそれより悪い意味で幼すぎる。ぶっちゃけ妖怪ゲットしてポケモンバトルしてるだけ、しかも味方側の博士も敵組織も情報開示現状ほとんどなしというクソゲー仕様。青い鳥文庫とかならともかくここまで捻りもなくかといって斬新な論や珍しい情報が投入されるでもない話で妖怪好き・歴史好きな読者を満足させられると考えられたのはある意味凄いかもしれない。続巻前提らしいがもちっと強烈な個性投入せんともうこれあかんレベルやで・・・2013/10/23
ぱしひこ
2
ちゃらぽこよりこっちの方が面白かった。どちらもライトなことには変わりが無いけれど、こちらは朝松健の怪奇知識というか、民俗学知識というか、色々ごったまぜになった雑学の集大成というか、なんにしろ氏の博識から来る妙なリアリティが軽い物語に厚みを持たせているように思えた。一話完結の短編でさっくり読めるのもポイント高い。2014/02/20
木冬
2
蘭学者見習いの青年と、人でないものが見える同心の旦那の娘。この二人が久方の再会をした日から奇妙なモノたちと出会うようになる。そして、それをきっかけに二人は尊大で自信家な稲毛外羅と名乗る妖怪学者と関わりあいになり、流される形で「妖怪大辞典」なるものを作ることを手伝わされることに…。目まぐるしいくらい話がスッスッと進んでいき、言葉も道具も時代にそぐわない不思議なものばかり。その妙なアンバランスさが面白い。短話ごとに登場した妖怪の、登録されたデータとおぼしきイラストが入っており、今後はどんな妖怪が出るのか楽しみ2013/10/11
マメ
2
面白かった。江戸にはそぐわない道具も出てくるが、それもまた面白い。2013/09/11
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