内容説明
関ヶ原の前哨戦、安濃津城の戦いで、ひとりの美しい武者がいた。富田信高の妻、苳姫の戦場での活躍を描いた表題作に加え、女性の切ない生き方を描いた作品を多数収録。北原亞以子、幻の時代小説を集めた短編集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
86
7話からなる短編集。『土方歳三』に誘われての読書だったが、それに続く『降りしきる』が良い。芹沢鴨の女・お梅の話なのだが土方と絡む作品に仕上げている。こういうのが好きだ・・2016/04/29
優希
44
歴史も女性の目で見るとまた新鮮でした。2023/08/19
Die-Go
37
図書館本。土方歳三の短編目当てであったが、他の五編もなかなか味わいあるもの。 ★★★☆☆2023/04/15
信兵衛
22
収録作の中で、「女子豹変す」が絶品。この一篇だけでも本書を読む価値あり。2016/10/27
糸桜
16
良くも悪くもなくという感じでした。 時代系の短編集で江戸時代が舞台のや戦国が舞台のものがありましたが、全体の傾向として戦国系は良かったけど江戸系はあまり面白くなかったです。 一番良かったのは表題作の「いのち燃ゆ」。夫が死んだと聞いて死に物狂いで探し生きた夫を見つけ出す奥方の姿に感動しました。誰かのためにこうも強くなれるのかと驚きました。(この話はたぶん実話です。)あまり有名ではない戦いだけどいい話だと思いました。2016/04/04
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