内容説明
福永武彦が加田伶太郎のペンネームで発表した「完全犯罪」「幽霊事件」「温室事件」「失踪事件」「電話事件」「眠りの誘惑」「湖畔事件」「赤い靴」の傑作探偵小説8編に、随筆「素人探偵誕生記」を併せ収めた異色の一巻。文化大学古典文学科の助教授で、自ら安楽椅子探偵を以て任ずる伊丹英典氏は、ワトソン役の研究室助手久木進君を伴い、お得意の分析力・想像力・論理力を駆使して、あわや迷宮入りかと思われた難事件・怪事件を颯爽と解決する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
geshi
23
作者の探偵小説への愛がたっぷり詰まった、書かれた当初ですら既に失われている「古き佳き探偵」の短編集。名探偵・伊丹英典と助手の久木のキャラもさることながら伊丹の奥さんが可愛らしいくて良い。『完全犯罪』は短い中に多重推理を繰り広げるガチガチのパズラーでちょっと頭に浮かびにくいトリック勝負。『眠りの誘惑』は心理に重きを置いた探偵小説らしさ奮った催眠術もの。『湖畔事件』はモダン・デティクティブ・ストーリーの知的遊戯の面が押し出されている。2018/04/07
空箱零士
8
★★★☆ 何だHKNG嬉しそうじゃねえかよと思わず言いたくなる全てが謎に包まれた(大嘘)覆面作家・加田伶太郎の探偵小説全集……一体何永武彦なんだ……。にしてもノリノリだなあって感じにブンガクのおぢさんが探偵物を書いてる一冊。まあ解説で言われてる程斬新だったかは眉唾なのも含めて王道を征ってる感じ。何となく法月倫太郎の短篇集に近いものを感じた(素人感)。個人的には「電話事件」と「眠りの誘惑」がお気に入り。いずれも文学者としての福永らしさが出てるのがいい。こいつ愛とか語りだしましたよ。やっぱHKNGなんすねえ。2015/07/06
wm_09
0
混じり気なし(怪奇要素さえも)の実にかっちりしたミステリ。それ以上のものは何もないが。『湖畔事件』と『眠りの誘惑』が少し楽しかった。(稲)2010/03/08
悸村成一
0
読了35冊め。2刷1976年。推理小説8編、エッセイ1編。(2刷ゆえ)ISBN無し。2023/03/18
む
0
親友から借りて。 作者が楽しんでる感じが伝わってきてよかった。ほどよく手を抜いているかんじで、登場人物もかわいくて、愛情を感じる。短編集全体がひとつのフィクションになっているところも面白い。福永武彦が書く純文学も読んでみたいですね。。2018/03/26
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