朝日選書<br> この国の冷たさの正体 一億総「自己責任」時代を生き抜く

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朝日選書
この国の冷たさの正体 一億総「自己責任」時代を生き抜く

  • 著者名:和田秀樹【著者】
  • 価格 ¥760(本体¥691)
  • 朝日新聞出版(2016/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022736482

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内容説明

なぜこの国はかくも殺伐としているのか? 個人、組織、そして国家、どの位相でもいびつな「自己責任」の論理が幅を利かせる。「自由」よりも強者の下で威張ることをえらび、「平等」より水に落ちた犬を叩く。私たちを取り巻く病理を全解剖。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆにこ

53
自己責任と言う言葉、近年よく聞くようになったなと思う。大抵使われるのは何かに失敗した人を叩く時。自分に対してじゃなくて、他人に対して使われる言葉。2016/06/05

リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん

49
今の生きづらい世の中の正体が、自己責任論であるとバッサリ切っています。いつ自分が弱者になるか分かりません。それを念頭に置いておかないと自分が弱者と認められない、人間が辿るのはきっと死になるでしょう。2016/06/03

さぜん

47
「自己責任」という言葉の冷たさ。切り捨てる感じは否めない。相手の立場を思う想像力の欠如と、自分さえよければ的な発想が蔓延る現代に精神科医としての助言を呈す。情報弱者が苦境に陥らないためにはどうするか。「知る」ことこそが身を助けることがもっと認知されるべき。それにしても著者の執筆活動の幅広さや経歴がすごい。「80歳の壁」もバカ売れ。同じ著者だとは思わなかった。2022/05/27

GAKU

40
アマゾンの社会心理学分野でベストセラーとの評判で、図書館の予約待ちからやっと回ってきて読むことができました。楽しみにしていたのですが、これがベストセラー?何だかなぁー、というのが率直な感想。論旨があちこち飛び、それぞれの意見が軽く、掘り下げがない。なんかしっくりこない意見も多々あり、私は著者にほとんど共感できませんでした。読まなきゃ良かった。2016/03/11

百太

35
「自力で生活できない人を政治が助ける必要はないと考えている人が38%もいる」 とはじめに書いていた部分を読んだ時、あまりにもびっくりした。そりゃ冷たい国民だわ日本。“自己責任”ではなく“自己防衛”の為にこの本の内容を心に刻みたい。 2019/09/14

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